たりたの日記
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2001年12月10日(月) ジンジャークッキー

気が付かない内におそろしく時間が過ぎてしまっている。
日記の日付は水曜日のまま。今日は実はもう火曜日に突入している。
いったいどうしていたんだろう。
日記のことがすっかり飛んでしまっていたんだろうか。
だから12月は心やすまらない月なんだ。いくらクリスマスツリーを出さなくっても、クリスマスカードを書かなくってもこうなんだから。
気が付かない内になくなってしまうのは時間だけではなかった。
土曜日に買ってきて日曜日に空けたジンジャークッキーの缶の中身がいつの間にか2枚になってしまっていて、私と次男で「どうしちゃったの」とおもわず叫んでしまった。トールペイントのすてきな丸い缶の中にうすいジンジャークッキーがぎっしりつまっていた。蓋を開けた時にはクリスマスまでになくなることはないように
思われたくらいだ。昨日の段階ではずいぶん減ったけどまだまだたくさんあったし、今朝もまだまだあった。今日は次男がテストで午後に帰ってきて、コーヒーテーブルの上のクッキーの缶を通りかかるたびに開けてはいたものの、本人も私も取り出す時にはちゃんと残り具合を確かめながら取っていたのだ。
しかも私は前のようにひたすら食べたいという状態ではなく食事をしないでいることに気が付かないくらいになっている。ところが夕食の後缶を開けた次男が
「おかあさん、クッキーどうしたの、後2枚しかないよ」
というのである。二人して、あの時はどのくらいあって、ついさっきまで少なくても20枚以上はあったと話しながらどちらも嘘を言っているのではないことは分かる。さりとて私たちの他猫の子一匹いるわけではない。
それとも全く無意識の内にどちらかが、あるいはどちらとも食べてしまったのだろうか。実際そう考える他ないのだが。
夫にそのことを話すと「ジンジャークッキーを食べるフェアリーがこの家にいるっていうのは楽しいじゃない」と意外なことをいう。
実は次男も私もなんとなく薄気味悪い気分でいたのだ。
そうかフェアリーなら許せるな。
一番最後帰ってきた長男いわく。
「二人してクッキー食べちゃったいい訳かあ。フェアリーが食べたんだったら僕の分のイワシの煮物も食べてくれればよかったのに。」
彼は魚が嫌いだ。
とにかく缶を開ける度にクリスマスのいい香りのするジンジャークッキーがなくなってしまったからには明日また買ってこよう。今度は「気が付かないうちに、、、、」なんてことにならないようにきちんと数を数えておこう。


たりたくみ |MAILHomePage

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