たりたの日記
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2001年10月27日(土) |
ハロウィーン子ども大会 |
英語学校の秋のイベント、Halloween Fun、ハロウィーン子ども大会が無事終わった。 今年の春、今年は子どもの活動を充実させようと夏のキャンプと今日の ハロウィーン子ども大会を計画し、スタッフ で英語でのジャズチャンツミュージカルのLittle Red Liding Hoodをでやろうということを決めていた。これは、つまりラップでやる英語劇の「赤頭巾ちゃん」だ。
9月に入ってから練習を始めた。この春にアメリカから戻ってきたばかりのA ちゃんに赤頭巾ちゃんを、お兄ちゃんのY君はハンターをやってもらうことになり、残りの役をアメリカ人と日本人の教師4人と英語学校に通うお母さま方で受け持った。子どもたちは一週間で英語の長ったらしいセリフも覚えてしまい、演技も映画出られるのではないかしらと思うほど上手で、短い2、3言ですむおばあさん役の私の方がオタオタする始末だった。英語学校のマネージメントをしているMさんはアメリカで演劇の勉強を専門にやってきた人なので、さすがオオカミはプロ並、練習も本番も楽しませてもらった。礼拝堂の中央にベッドとテーブルとイスを置くとにわか舞台が出来上がり、衣装もそれぞれにあるものを利用したり手作りしたりとあまりお金や手間をかけずにそれらしい感じになった。
さて、リハーサルが終わると、様々なコスチュームをつけた子どもたちがバッグとキャンディー持参で教会にやってきた。りんご、パイナップル、ハムスター、おひめさま、悪魔、魔女、牛、大臣、あんぱんマン、どれみちゃん、 と様々。私は黒い魔女のとんがり帽子をかぶり、竹ぼうきを持って魔女になる。予定の時間には40人近くの子どもたちと15人ほどの父母が集まった。赤頭巾ちゃんのA ちゃんのところはお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんと御一家で参加してくださった。
始めはみんなで手をつないで大きな円をつくり、英語での「大きなくりの木の下で」を歌い、ステップを踏みながら ハロウィーンの歌を歌う。 私の創作の ハロウィーンチャンツ(ラップのようなもの)をみんなで唱える。 その後、劇、ゲーム、コスチュ−ムコンテストと続き、最後はTric or Treat でしめた。
アメリカやヨーロッパの子どもたちは ハロウィーンの日、様々に変装して近所の家のドアを叩いて、「トリック オア トリート」(いたずらか、もてなしか)と叫ぶ。家の人たちは小袋にキャンディーを詰めたものなどを用意して子どもたちの訪問を待ってくれているのである。凝った家は家の前の庭に墓場に見立てて、棺桶から半分のぞいた骸骨の模型を飾っていたり、かぼちゃ頭のかかしのディスプレイや、薄気味悪い音楽まで流している家もあり、この日は何かどきどきするような非日常になるのである。そして子どもも大人もその気分を楽しむのだ。
この「 トリック オア トリート」の気分を子どもたちに少しでも味あわせたいと模擬 トリック オア トリートをやる。教会のそれぞれの部屋の中にお母さん方にキャンディーを持って待っていていただき、子供達がやってきて、 ”Tric or Treat”と言うと”Happy Halloween! ”と言いながら、キャンディーをバッグの中に入れる役をやっていただいた。子供達は7つの場所で トリック オア トリートができ、自分が持ってきたキャンディーの代わりにいろんな キャンディーをもらったのである。
大人には及びもつかないことを子どもたちが夢中になることは多々あるが、私はこのキャンディーをもらって歩くというのはどの子も間違いなくわくわくすることだという気がする。わいわいがやがや教会中がキャンディーをもらい歩 く変装した子どもたちで溢れているのを見るのは楽しかった。英語の時間に習った言葉は忘れても、今日のわくわくした気分はきっと心に残るに違いない。
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