たりたの日記
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2001年10月21日(日) 教会学校父母会、その後墓参り

日曜日、朝8時半に家を出る。
9時半から教会学校の生徒の父母会があるのだ。
今年度から始めた集まりで今日で3回目になる。
子どもたちが教会学校の礼拝に参加している間、育児や家庭教育、学校教育のことについて話しましょうという会だ。
4、5人の集まりだが、これまでお顔だけ見かけながら、話したことのないお母さんお父さん方とひとつのテーマにそって話し合ってみると、それぞれに様々な考えを持っていらっしゃることが分り面白い。あいさつ程度の言葉をかわすだけではいつまでたっても距離は近くならないが、考えていることや抱えている問題など本音で話すと親しさが生まれてくるものである。
今回はルーテルアワーから出版された「親子ではじめるメディアリテラシー」の冊子と、「米国同時多発テロのニュース、学校と家庭で用いるヒント」という印刷物をテキストにして話し合う。
視聴率を確保するため、あるいは購買力を促す目的で作成されている子供達向けのテレビ番組を良くないと思いながら、自分の子に見せないようにすると他の子からのけものにされてしまう。自分はテレビに関しては制限を設けているが、そういう親は少数派で、親の価値観があまりに違うので、子どもたちも戸惑う。テロの報道の子どもたちの反応など、さまざまなことが話題に登る。テレビの青少年への功罪については私が子どもの時から話題にされてきたことだが、この30年間、それに対する処置は取られることのないままに、ますますエスカレートしていくような気がする。親はもっと意識的にならなければならない。

教会学校の後、夫と世田谷の伯母夫婦を訪ね、伯母と伯父を連れて、八王子の
霊園へ。今年は伯母たちにとっては嫁、私にとっては義理の従姉妹の7回忌にあたる。仏教の習慣には馴染みのない私たちであるが、私の母もそうだが伯母も供養に関する仏事はきちんとやりたいことだろうと足の悪い二人に墓地までの送迎を申し出たのだった。伯母も私も花が好きだったその人のことを思って花を抱えて行ったが、どちらの花束にも示し合わせたように白いストックが何本か入っていた。そういえば彼女の葬儀の時、ぎっしりと埋め尽くされていた花は白菊ではなく、白いストックだった。


たりたくみ |MAILHomePage

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