たりたの日記
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2001年10月08日(月) 空爆がはじまった

とうとうアメリカが空爆を開始したことを知った朝。
力が抜ける感覚。現実から自分の目や気持ちを反らそうという気持ちが起る。自分を守ろうとするのか、こんなストレスは耐えられないと体が拒否するのか、情報を遠ざけようとしている自分。

幸い、朝早く出かける用があった。往復3時間以上電車に乗り、その間もまた集会の間も人と話したり、話しを聞いたりと珍しく長時間を人の中で過ごした。普段は人の中にいると疲れてしまうのだが、今日のような日はこうした1日が何かありがたく思われた。

ブッシュの戦闘的な表情に胸が悪くなる。「新しい戦争」なんてとんでもない。ことさらに煽っているようにしか見えない。傷つき失われるであろうたくさんの命、長引くであろう戦いを考えると、怒りや落胆が無気力へ変わっていく。ああ、でもこの無力感こそ曲者。あきらめは悪魔の思うつぼ。
少なくとも自分自身の心に平和を保たなければ。
火を点し続けるのでなければ。

  平和をつくり出す人たちは、さいわいである。
  彼らは神の子と呼ばれるであろう。

マタイによる福音書 5ー9


たりたくみ |MAILHomePage

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