たりたの日記
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2001年09月05日(水) |
「お皿洗い」がテーマの英語クラス |
昨日から1ヶ月の夏休みが明け、クラスが再開した。火曜日と水曜日の2日間で「幼児とお母さんのための英語クラス」を3クラス、帰国子女の2人の兄妹のプライベートレッスン、小学校6年生のクラス、合わせて5クラスを受け持っている。 幼児とお母さんのクラスでは一年を通して、日常の生活のそれぞれの場面をテーマにしていて、7月は「お洗濯」だったので、洋服や身につけるものを英語で言い、また色や数の英語も学んだ。そして9月のテーマは「お皿洗い」。テーブルの上にお皿やコップ、ボール、フライパン、などなどの食器を並べ、英語で言ってみる。お母さんが、ふきんを片手に、" Let me dry a cup." 「カップを拭かせて」と子どもたちに頼むと、子どもたちは " Here you are." と言いながらお母さんにカップを手渡す。単純なことだが、子どもたちは自分の順番を待ちながら、けっこう乗ってきた。いろんな食器があったが、何度もやるので、すっかり英語の言葉が聞き分けられるようになったようだ。わんぱく坊主のTくんは、どうしても、お母さんの役をやって、食器を拭きたいと聞かない。それじゃあ" Let me dry a ○○○." って言わなきゃだめだよ。というと、お皿を拭きたい一心で、回らない舌でそれでも、けっこうそれらしくしゃべっていた。 このクラスの目的は英語を教えることではなく、英語という言葉を体験することだ。もし、その体験がおもしろければ、家でお母さんと子どもで英語でやりとりをするかもしれない。言葉は教科書や先生から学ぶのではなく、毎日の生活の中から学ぶのでなくてはと思うのだ。さて、家で、子どもたちは覚えた英語とテーブルの食器を結び付けているだろうか。お母さん方は" Let me dry a cup." と言いながら、子どもたちにお手伝いをさせているだろうか。来週はこの「お皿洗い」をどう発展させようか。絵本や歌も探しておこう。
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