たりたの日記
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2001年06月22日(金) 何もないふつうの日

実は今日は24日、日曜日の夜なのだが、木曜日からそのままになっている日記を前にさて、どうしたものかと思案に暮れている。
私の2001年6月22日がどういう日だったかがさっぱり思い出せない。
何にもない日はこうやって記憶にも残ることなく消滅してしまうというわけか。
午前中は家事をして、生協の注文書を書いて、生協の荷物を取りに行く。朝鼻炎の薬を飲んでいたために、ふらふらするほどに眠い。そこでしばらく横になる。そこでメールのチェックをしたり、書き込みをしたり、本も読んだだろうか。それにしても、今日はその日ではないから、その時の気分はもう掴みようもない。
けれど、日々は、多くの日々は圧倒的にこの金曜日のように通り過ぎていく。
だから、たとえ、1行でも、その日のその時間を残しておきたいと思う。

そういえば、私の父の父、つまり私の祖父は日記マ二アだったそうだ。その日の町の出来事、近所でのこと、もちろん家族のこともであろうが事細かに記録していたらしい。しかもその帳面も年ごとにきちんと整理されてあったので、
時折り、昔の出来事で調べたいことがあると、近所の人が尋ねに来ていたらしい。役場の人まで、来ていたというが、父の話がどこまで真実であるかは分からない。だからであろうか、父はしょっちゅう私に日記を買い与えた。日記を付ける習慣をつけさせようとしていたようである。しかし、私は父似、祖父のように細かい記録を書き続けられるような性質ではない。それでもどこかで、書いておかなければという脅迫観念のようなものが私のなかに刷り込まれているような気がする。


たりたくみ |MAILHomePage

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