たりたの日記
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保育園の4才児の時からの友人のkちゃんと12年振りに会った。 上野公園で待ち合わせベネチア絵画展を見ながら話す。 絵も見て、解説を読み、人の頭をあちらこちらによけながら、ベネチアに思いを馳せつつ、話しもするのだから、いそがしい。それにこれほどブランクがあると、お互いの生活のことは知らないに等しく、またそれを埋めようという努力も、果てしない故にしない。 話しは旅の話になり、数年前彼女が一人で、子どもを二人連れて、2週間フランスを旅した話しに魅了された。航空券を買っただけで、旅行プランなどというものを立てることもなく、行き当たりばったりでその日の宿を取りながらののんびりした旅だったという。実に彼女らしいと思った。きっと子ども達も、そのような彼女流にすっと添ってくれるような子どもたちなのだろう。 我が子を一人で率いて、ヨーロッパの町中を歩くという発想はわたしになく、またそこに必要となるパワーも持ち合わせていなかった。寄ると触るとけんかをする男の子ふたりをどなりつけながら歩くフランスの町なんて、考えただけではや疲れる。えらいなあーkちゃん。
4歳のころ彼女を我がライバルと定めたその直感は正しかったと思う。
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