たりたの日記
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キリスト教の世界に身を置ながら、「伝道」という言葉にくっついてくるあるニュアンスが好きではない。同じ感覚で日本語の「宗教」という言葉がくっつけてしまった語感も好きではない。だが、今日は「私は伝道者です」と言いきるその牧師の「伝道」という言葉が清々しく思われた。 初めてお会いする牧師の講演だった。確かに彼は言葉を語っていたが、私が聞き取ったのは言葉ではなく彼の魂の輝きだと思った。同じ言葉を別の人が語っても同じようには聞こえない。人を動かすのは、言葉ではなく、それを発する人の魂だ。彼は輝いて生きると言っても自家発電して輝くのではない。太陽の光りを受けて輝く星のように神さまからの光りを受けて輝くのだといった。そして彼は実際、天からの光りで輝いていた。そういう輝きというのは誰の目にも明らかなのだ。真実彼は伝道者だった。
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