たりたの日記
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昨年の春、弟の家族がKへ引っ越した。それまでも、それほど近くに住んでいた分けではなく、せいぜい1年に一度、会うくらいだったが、昨年は会わずじまいで過ぎてしまった。2年前の5月に甥のYの入学祝いに行ったきりだ。Yはこの春小学3年生になる。 電話で連休に行くことを弟に告げると、Yが電話口に出てきた。
「おばちゃん、ぜったい来てね!」 「うん、ぜったい行くよ。」 「ほんとに来てね。」 「ほんとに行くよ。」 「100パーセント来てね」 100パーセント行くよ」 「事故とかないといいけど」 「大丈夫だよ」
電話の後も、Yとのやりとりが繰り返し頭の中に響いている。 1年に一度も会わないこのおばちゃんをこれほど待ってくれているなんて。 大きくなった我が子からあまり待たれることもなくなった(とても気が楽だ)日々の中で、幼い子の期待が何か切なく胸に迫る。久しく忘れていた感情が蘇る。 昨日から咽が痛く、なんだか風邪の予感がして、少し不安にもなった。 絶対行かなくちゃ、今夜は早く寝よう、うがいもしよう。
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