イヌイットの国際団体が人権侵害の確認を求める申し立てを行うそうだ。
共同通信の記事によると 地球温暖化の影響で北極圏の氷がとけ、命の安全が脅かされている事が 第一の理由。 夏の海氷の溶解が早まるなどの温暖化が進みコマドリ等の従来見られない 生物が生息するようになった。 住居が氷の溶解で崩壊したり、氷の薄いところから狩猟中の人が 海に落ちて亡くなる事故も増えている。 北極圏の急速な温暖化は各国の科学者チームがまとめた 報告書でも指摘されている。
以上のことから 米州人権委員会(本部ワシントン)に人権侵害の確認を求める申し立てを行う。 事になったようだ。
イヌイットというと寒い地に暮らす先住民という単純な知識しかない。 のどを鳴らすような独特の音楽を持っていたと思う。 イメージとしては「自然とともに生きる民族」感が強いが 現在はずいぶん変わって来ているようだ。 様々なメディアが取り上げることで、いろいろな文明が多少なりとも 入ってしまうのは致し方ないことだし、今回の訴えもおそらく 後ろでそっと糸を引く文明人がいそうな気がする。 でも、この地球環境の悪化が鈍化してくれるのなら この際どんな手段でもいい。 アメリカは地球最大の規模でCO2を吐き出す国の癖に 京都議定書から離脱している。 アメリカ国民の中には非常に強力なエコロジストもいるのだが ブッシュ大統領は経済を最優先に考えているようだ。
アメリカ不在の京都議定書はそれでも意味のないものとは思わない。 でもアメリカは戦争なんかしてないで地球を元に戻すことに 全力を尽くした方がいいと思うぞ!
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