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2007年07月12日(木) ■ |
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さすらい |
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K田という友人の車はミニ・クーパーという種類の小さな車。 よく乗り込めるなと思うほど小さい上に、大阪人根性がそうさせるのか、いつも彼の車には鍵がかかっていない。 講義と講義の間にかなり時間があり、駐車場で何をするでもなくぼーーーっとしていると、ふと、このミニって車、押したら動きそうだな、と思う。 隣でたばこを燻らせていた友人に話してみると、 「やってみる価値はあるな」 と言う。 そんなわけで、やおらミニのドアをあけ、ギアをニュートラルにして、二人で押してみると、拍子抜けするほど簡単に動く。 おもしろかったので、そのまま駐車場を出て、隣のコンビニの駐車場に放置してから次の授業へ。
授業がおわって、K田が駐車場に来ると、ミニさんは遥か彼方のコンビニに止まっていらっしゃる。誰の仕業がすぐに悟ったらしく、 「君らは次から次へとやらかすな」 と脱力していました。
かくして、翌日からK田のミニには鍵がかかるようになったのです。
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