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2007年02月06日(火) 次世代人間科学研究会(最終回)「次世代の学知構築システムを考える」 

次世代人間科学研究会の最終回のお知らせです。

僕も第1部の司会させてもらいます。すでに、継続的な研究会は行われなくなって長いですが、この研究会のおかげでいろいろなこと学ばせてもらったと思っています。だから、フェードアウトになってしまうより、こうやってちゃんと最後の会をするのはいいことだと思います。

次世代の次世代につながる会になればと思います。ご興味のおありになる方は、是非!。


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次世代人間科学研究会(最終回)「次世代の学知構築システムを考える」 

日付 2007年2月11日(日)

場所 早稲田大学西早稲田キャンパス19号館3階311教室
http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html



第一部 学会の現状と展望(13:00〜14:30)
 司会 松嶋秀明(滋賀県立大学)
 話題提供 無藤隆(白梅学園大学)
 話題提供 菅村玄二(日本学術振興会)

第二部 次世代型学術媒体モデルの提示(15:00〜16:30)
 司会 荒川歩(名古屋大学大学院)
 話題提供 京極真(江戸川医療専門学校)
 話題提供 西條剛央(日本学術振興会)

第三部 さらなる議論に向けて(17:00〜18:10)
 司会 荘島宏二郎(大学入試センター) 
 総論 池田清彦(早稲田大学)
 総合ディスカッション

【企画趣旨】
 もともと研究は個人的な営みである。研究によって個人の疑問を解決できればよかった。しかし,研究に公共性が求められ,何らかの学界システムが必要となった。それゆえ,現在は,各種学会や学術雑誌が学界の発展を担っているのは疑いようがない。そしてこれからもそうした役割を果たし続けるであろう。

 しかし、改善すべき点は多く指摘されているのも事実である。さらに、業績重視の傾向やインターネットなどの急速な発展によって時代は大きく変化している中で、学会や学会誌,学術誌も新たなあり方が求められている。それゆえ,次世代の創造を志した次世代人間科学研究会の最終回では、次世代の学知構築システムを建設的に考えてみたい。

 現実を踏まえない理念は虚妄に過ぎないが,理念なき現状肯定しているだけではシステムは硬直化していく。システムを維持すればいいというものでもないが,変えれば良いというものでもない。現実を踏まえ,変えるべきではない点,変えるべき点などを精査しつつ、斬新なアイディアを取り入れることによって,学知発展の基盤を支える新たなシステムについて皆さんと一緒に考えていきたい。

 第一部では、数多くの学会の運営に携わってきた無藤隆氏に、これまでの学会の長所と限界、そして現実的制約を踏まえながら,これからの学会システムに求められることを語って頂く。次に,世界40ヶ国以上が参加している国際学会である"Society for Constructivism in the Human Sciences"の編集委員を務め,現在,ケネス・ガーゲン氏らと共に,新しい学会の構想に取り組んでいる菅村玄二氏には,国際的な学会や学術誌の動向を報告してもらう。

 第二部では,蛸壺化した学界に一石を投じるため,著者に印税を支払うなどの画期的システムを備えた新たな学術媒体『構造構成主義研究』の創刊に編集者の一人として関わり,現在もなおその発展に尽力する京極真氏には,『構造構成主義研究』を創刊するまでの経緯や,そのモチーフ,システム上の工夫点などを語ってもらう。西條剛央氏には、次世代人間科学研究会の中核メンバー等によって,斬新なアイディアをいくつも組み込んで編纂した『エマージェンス人間科学』の魅力と語ってもらい,さらなる学知構築システムの構想を語ってもらう。

 第三部では、第一部、二部を踏まえ池田清彦氏に指定討論的に総論を行っていただく。その上で,会場のみなさんと一緒に次世代の学会や学術媒体のあり方についてディスカッションしていく予定である。

[参加費] 無料
[懇親会] 19:00ー21:00 (2500〜3000円程度を予定)
[申し込み先] 西條剛央: saijo@akane.waseda.jp

参加者数を把握する必要があるので2007年2月10日(土)までに,件名を【次世代研参加】として下記の情報を記入してお送りください。当日参加,懇親会のみの参加もオッケーです。みなさんお誘いあわせの上ご参加ください。

●参加者氏名(複数可):
●懇親会参加:有・無(該当する方を明記)


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