徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2001年04月01日(日) 「都会のアリス」「グロリア」「アルファビル」

テアトル銀座にてオールナイト上映の3本。
オールナイトということで眠気に勝てずに「都会のアリス」「アルファビル」は寝てしまいました。昼間観ても寝ちゃいそうな作品だよな・・・。後でコンディションを整えて最チャレンジしたい2作品です。
簡単に紹介。

「都会のアリス」
監督 ヴィム・ヴェンダース
青年と少女のロードムービー。
ヴェンダースその後の方向性を決定付けることになった初のロードムービー。
私が観たのは冒頭とラストだけ。
かなり前半から中盤は退屈らしいが終盤は素晴らしいらしい。
じゃあ私はいいとこだけ観たのか・・・。
少女は「かわいい」というよりいつも険しい顔したキレイな子で生意気な感じ。
最後の列車の俯瞰から広がる場面は印象的。

「アルファビル」
監督 ジャン・リュック・ゴダール
ゴダール流近未来SF。
最初は一生懸命観てたんだけど難解すぎて挫折。
アンナ・カリーナは美しい。
でも難解。なんか気持ち悪いし。
短編の「未来展望」に似てるかな。
あのオールナイトで寝ないで観れた人はいるのか?
いたら尊敬する。

唯一、今回のラインナップで観れたのは「グロリア」のみ。
この作品だけカラー作品だったからかも。
ストーリーもわかりやすかったし・・・(私、馬鹿丸出しか?)

「グロリア」
監督 ジョン・カサヴェテス
主演 ジーナ・ローランズ

かの有名な「グロリア」です。最近もシャロン・ストーンでリメイクされたやつ。
良かったです。スタイリッシュで冒頭から引き込まれた。
最初に出てくる母親がえらく美人。色っぽい。でも父親がハゲたおじさん。
あの「レオン」の元ネタなのね。これって。
グロリアがウンガロの衣装着てバンバン撃ちまくり。
格好良い・・・。
クールでエレガント。こんなババァに私もなりたい。
窮地に立たされても少しも慌てずにシャワーを浴びる。

でももう一人の主人公のスパニッシュの坊やだけは気に入らぬ。
うるせー、生意気、わがまま、声がキモイ。
最初にグロリアも母親に少年を託された時に
「あんたの子供はイヤ!」って言ってた。確かにイヤ。
私なら途中で捨てる、あんなガキ。
「ラストにはこんなクソガキでもかわいく見れるのかしらん?」と
思ってたけど最後までクソガキはクソガキだった。
でもクソガキじゃないと話が成り立たないからしょうがないか。

タクシーとバスがいっぱい出てくる。
おじさん運転手なのにぬいぐるみ並べたタクシーが気になった。

でも思ったんだけど結局何も解決されてないラストじゃないか?
ま、いーや。ジーナ・ローランズが素敵だから。
旦那にこんな風に撮ってもらえるなんて素敵すぎる。


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