はじめてのヨーロッパ その10 〜ミュンヘン2 - 2003年04月24日(木) ミュンヘンは本当に開放的で住みやすそうなところ。 まず私はオペラのチケットがとれたかどうか?という大命題があったので (そうじゃなきゃ、ここで3泊もする必要がなくなっちゃう、と思ってたから。その時はね。) ミュンヘンのJALに行きました。 駅の近くにあって、結構目立つ看板が出てたのですぐわかりました。 JALなんでね〜、日本人スタッフがほとんどなんで助かりましたよ。 久々に会う日本人の群れ。 「キャンセル待ちしてたみゅう太なんですけど、キャ、キャンセル待ちはと、とれましたか???」 「え〜と、あー、とれてますね。」 「おーー! やったァ!」 でもチケット代は高かった。 この毎夏のミュンヘン・オペラ祭はかなり気合の入ったフェスティバルだし、値がはるそう。 それに「ばらの騎士」の方はともかく「椿姫」はプレミア公演だということで、特に値段が高かった。 私はひとつ気になったのでスタッフに質問してみました。 「スーツは持ってきてるんですけど、プレミア公演ともなるとかなり盛装しなきゃいけないんじゃ…?」 「う〜ん、まあこの日は皆さんかなり着飾ってきますけどね、まあダークスーツならなんとかごまかせるでしょう。」 「…ごまかしかよ…。」 やっぱりオペラ・ハウスっていうのは向こうの人にとっては一種の社交場みたいなもので、盛装が基本なんですよね。 でもさらに聞いてみると、プレミアだとかそういう特別な日以外は、最近は若者もカジュアルな格好で来るそうです。 でももちろん、カジュアルったって周りから浮かないようなセンスをもって着こなすような格好で。 やっぱりTPOってのは(こういう言葉は今使わないのかな?)どんなところでも気をつけないとね。恥ずかしい思いをするのは自分なんだから。 さて一安心。 ほくほくとまたホテルに戻ろうと、「カイザー通り」というミュンヘンの中心を通る道を歩いて行きました。 色んな店やスーパーなんかもあります。 そうだ! 3泊もするんだから少し食べ物や飲み物を買っておいた方が良いなぁ、と考えスーパーに入りました。 ドイツでは「マルクト」という。(マーケットのドイツ読みですね。) でも中は日本のものとあまり変わらない。 な〜に買おうかな〜、と色々見てたんですが食べ物に関しては「これナンダ?」というものが多くて思い切って手をだす気がしない。(←小心者) お菓子をいくつか手に持ち、あと水とジュースを買おうと思いました。 ところがミネラル・ウォーターのスペースに行くと、みんなラベルに泡がシュワシュワした絵が描いてあります。 要するにみんなペリエみたいなやつ。 「ガス抜きはないのか?胃薬飲んだりするのにガス入りじゃ飲みにくいしなあ。」 店員さんに(パートのおばさんらしき人が多いので、やっぱり英語が通じない。)聞いてみてもなさそう。 しかたなくこのシュワシュワ水とお菓子色々、あとシュエップスのオレンジを買いました。 (このシュエップスが美味しいんだなー。微妙なビター感がなんともいえない。その後行く先々で買いました。) この日はミュンヘンに入ったのが昼頃だったので、もう夕方。 (っていってもまだまだ明るい。9時過ぎないと日が落ちてきませんからね。) さて晩御飯。 またマックはイヤだ。(このカイザー通りにも2軒あった。) でも状況はここでも変わらない。 ただ中華料理屋がいっぱいあった。さすが華僑パワー。 んで中華に行こうかと思ったのですが、どうもそれも勿体無いような気もしてくる。 「う〜ん、う〜ん。どうしよっかなー。」とうろついていました。 そこでちょっと目に留まったのが一見デニーズのような店。 老若男女、それに色んな人種がたくさん出入りしてる。 「なんだろう?」と思いささっと入って見ました。 しばらく入ったところで観察していると、肉とか魚とかサラダバーみたいなのとかデザートとかコーナーがあって、客はスタンプカードみたいなものをもってそれぞれの場所でスタンプを押してもらってる。 どうもセルフサービスレストランのようです。 「これだ!」( ̄+ー ̄)キラーン いやまじ助かりました。なんでもあるからね。 これで会計も楽だし。 たくさんとって、今までのうっぷんを晴らすように食べました。 まあ、これで満足ってのも悲しいけど。 でも相対的に言えば私はこれで幸せ。 それで会計はカードのスタンプを見て合計する、というシンプルなもの。 …なのですがそのレジの女の子がおつり計算に手間取ってる。 私は出すお金間違えたのかな?と逆にあわてて(外国のお金だからなかなかピンとこない。)お互いに「ごめんなさい、ごめんなさい。」と謝りあってしまいました。 それで彼女の顔を見てたらすごい可愛い子。 ドイツの陶器の人形みたい。 10代だと思うけど、ちょっとふっくらして,愛らしい目だし。 胸のプレートを見ると「Benda」と書かれていました。 その後、私は毎晩ベンダちゃんに会いたくてその店に通ったのは言うまでもありません。 (え?) …いや、明日はいよいよオペラです。 《つづく》 ...
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