ひぽこんコラム

2017年10月13日(金) 大和彩さんに思ったこと

自分の書いた原稿に不備がたくさんあって、大反省の今日。

 すんません。。。。と、直しまくりというか。。。校閲さんがすごい優秀だから、直してくれたんだけど。

 恥ずかしい。。。。ライターならやるべき基本的なこと、ぜんぜんやれてなくて。

 あああ。恥ずかしい。

 大反省。

 文句言うて、自分が一番なってないわ。。。

 ああああ。

 私、ライター業をなめておるのかもしれん。

 お金お金いうて、基本的なこと、なめておったんかも、と反省や。

 いかん。

 あかん。

 ダメや。

 もうちっとちゃんとせな。。。

 心こめてやろう。

 うん。

 言葉を大事にせにゃあかん。

 すごい、そう思ったです。

PS:で。ライター業について思ったことがありました。
 
 大和彩さんという女性が書いた「失職女子。」という本を読みました。2014年に出た本です。失業した、心にも病を抱えた女性が、色々がんばり、生活保護を受けるまでのあれこを書いた、人生がんばる記であり、役立つ記でもあり、貧困問題についてクローズアップした本で、新聞の社会面をにぎわせたり、今の格差社会と重なって、かなり話題になっていた本

 
 図書館で借りてきて読んだので、偉そうなことを言えないのではあるが。。。
 この方が一生懸命にそんな苦しい中で本を書いて出して話題になったのに。。。
 
 その後何か書かれてるのだろうか?と調べたら、この本の連載をしていたのと同じサイトで、彼女は今、子宮内膜症で子宮を全摘、その前に長年セックスレスだったのをなんとか一度でもセックスしようという己のあれこれを書いていた。出会い系に行ったり。性感マッサージにかかったり。
 
 いや、別に何を書いてもいいのだが。。。中村うさぎみたいだ。。。

  私はなんだか、そこまで自分をさらけ出して、自分を売らないとならないのか、ライター?と思ってしまった。
 
 こんなに困難で大変な中をどうにかやっと生き抜いて(ほんと、自殺しちゃいそうな中を必死に生きた女性なんだ)、本を出して、話題になって、たぶん、けっこう売れたんでは?
 
 なのに、今またそこまで自分を売らないといけないのか?と思ってしまった。
 いや、彼女自身がそのテーマで書きたいのかもしれないけど。
 
 でも、たとえば、彼女は心の病も抱えているのだから、彼女が心の病を癒すための、もうちょっと緩い、お医者さんと共著でゆっくり優しく歩む本とか。。。。
 
 心の病やストレスで100キロまで太ってしまったという彼女が心も身体も健康になっていくための旅とか。。。
 
 何かもっとそういう優しい、緩やかなテーマの本を彼女に書かせてあげようというのはないのか?と何だか、オバさんは、オバさんは、出版社のおもちゃじゃないんだよ、ライターは!!と思ってしまった。そこまで、そこまで身を斬らなきゃいけないのか?と思ってしまった。
 
 大和さんがなんだか、なんだか、あまりにもいじらしくて、いじらしくて、抱きしめてあげたくなった。。。。迷惑だろうが。
 
 いいのよ、これが私の書きたいテーマなの、うっとおしいな、おばさん!と怒られるかもしれない。
 
 でもさ。ちょっと有名な作家とかさ。「アメリカを旅して、それを書きました」みたいな本、いくらでもあるじゃん?
 ちょっと有名ならそれで良くて、こんな切実な子はダメなのか?
 なんかもう、私はすごく悲しくなってしまった。
 
 私の言ってること、間違ってるかな??

 なんか。。。なんか、あまりに切ないよ。切ない。切なすぎて、泣けてしまった。

 大和さん、そんなにまでして書いて。。。どうかどうか自分を大切にしてください。そう思った。中村うさぎ先生も、倒れられてしまった。我が身を削って削って。。。

 どうか、大和さんに、ゆるい、ゆるい、楽しいテーマを書かせてあげてほしい。お願いだ。。。。私たちライターの、それがなんか、希望だ。
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