2016年12月15日(木) 泣きたくなる音楽
フェイスブックでもつぶやいたんだけど、なんかもう、ピーター・バラカン選曲ってのをみんながありがたがってる。。。のかどうかわからないけど、あちこちに多くてイヤな私です。
特に何がイヤって西友。。。
私はバイトが終わってへとへとになった夜中、よく西友で買いものをする。夜中の1時とか。
西友は24時間営業@阿佐ヶ谷。。。だから、夜中の1時でも大した人がいて、でも、みんなどう見てもお金なさそうチームで、カゴの中は「売れ残った、半額に値引きされた」弁当やら、惣菜やらの人が多い。
そんな時間まで働いてきて、その時間に食べるのか。もしくは明日食べるのか。
でもどっちにしろ、もう、時間もたって、元々安くて(お弁当300円ぐらいとか)、まずくて(揚げ物なんて油悪くて吐きそうになるぐらいだし)、身体に悪そうなものばかり。
それをみんな食べるのだ。
それを買う私たちは(私もけっこう買うから)、気持ちはすさんでいる。
そして、西友そこ自体がすさんでいる。
夜中の1時や2時でも、けっこうな年のおばさんやおじさんがレジに立つ。
昔はそんな仕事、安い賃金でも働きます!な外国人留学生とかが多かったろうけど、今はけっこうないい年をした、おじさんやおばさんが普通に働いている。
みんな頭を下げ。
こんな安いものを買う私たちにものすごい丁寧なおじぎをする。
心はないかもしれないけど。
でも、お辞儀をする。
しなくてもいいよって思うのに。
とにかくもう、夜中1時、2時の西友は、今の日本の悲しみ、黒さ、ダメさ、色々なものがぎっしり詰まってる。
格差社会の象徴みたいになってる。
そこに、ピーター・バラカン先生選曲だという、何やら「いい音楽」が流れている。
西友の偉い人が、いい音楽を流したいとか思ったらしい。
いい音楽?????
はぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ?
いい音楽より。
いいコロッケを。
いい音楽より。
いい弁当を。
いい音楽より。
いい労働環境を。
いい音楽より。
格差のない社会を!
正直、深夜に西友で、ピーター・バラカン先生選曲の、いい音楽とやらを聴くと、私は無性に腹が立つ。
あんたに私たちの気持ちなんて絶対にわかんないよねっ!!
あんた、真夜中まで、最低賃金で働いたことある?
身体を粉のように疲れさせて、働いたことある?
そして、疲れ切った身体を、たった一人で、まずい惣菜食べて、なんとか翌日また働けるようにする気持ち、味わったことある?
そう言いたくなる。
いい音楽なんて別にいらんのだっ。
てか、そういうところで流れていてほしいのは、オシャレで、ツウな洋楽なんかじゃない。
正直、もう、べったべたでいいの。べったべたで、「明日もきっといい日になるよ〜〜」とか「がんばった分だけ必ずなんとか〜」みたいな、もう、べったべたの歌のがぜんぜん、いいの!
疲れ切った孤独な心には、べったべたの、日本語の歌をちょうだい!
どっか外国の、見知らぬ、なんだかかっこいいみたいな、そんな音楽はいらんっ。
余計腹立つ。
気持ちが棘棘になる。
西友はそんなとこに金かけるなら、悪いが、店を綺麗に掃除する人を、高い時給で雇ってください。
もう、なんか、泣きたくなるんだよっ!!!