ひぽこんコラム

2003年11月08日(土) また盲腸の検査をしてしまいました

また盲腸の検査をしてしまいました。
 って。「また」というのがどれくらいものすごく大馬鹿な「また」なのかは、和田のバカ本を読んでいただければ分るのですが、もう本当に「また」なのだ。しかしけっこう久しぶりの「また」であり。なんちゅうか、ノドモト過ぎれば的なノリって言うの?いや、違う?なんか、盲腸ってものがどういうものかすっかり再び忘れ去り、盲腸っぽい己の症状の真実ってことも忘れていたのですわ〜〜。んだから、またちょいね。ちょい、ちょい、パニックりまして〜〜。行っちゃったんですよ〜〜。ガアアアアとバスに乗り、夕方。病院へ。
 最初はね。行き付けの内科に行ったの。で、先生に「ここんとこ。この右下が、朝からずっとズキズキして。もしかして盲腸か?と思うとちょっと居てもたっても居られないんです!」と激しく主張した。いつも通りに…。しかし行きつけなので、先生は和田がどれだけそういう馬鹿馬鹿しい主張をするかをよおおおおおく知っているので「ど〜れどれ」と、お腹を色々診てくれた。でもって「盲腸だとは思えないけど。でもここじゃ血液検査できないから、どうしてもしたいなら救急に行くしかないよ、今からだと」と、和田の検査好きとか、とことん調べないと納得しない性格も見抜いているので、そう言いながら早くも紹介状の用紙を取り出して、書き込もうとしてる。
 そうなりゃもうう、なづくさ!当然!そして紹介状をガシッとわしづかみして、近所の総合病院に行った。そこはかつて下痢ピーで元旦から行った総合病院。思えばあのときは海外出張前日。今回も実はREMでサンフランシスコ出張の直前。10年前からおいらは全く成長してないわけですね、やはり…。
 んで。そこの待合は、相変わらず混雑気味。さらになぜかその日は重症の方が多くて、明らかに「亡くなってる方」までいらして…。すんごいことになっておりました。
 そんな状況なので大人しく1時間もまっていたのだけど、冷房が強くて腹よりも顔が痛くなってきてしまい(和田は三叉神経痛っすから)、ううううう。腹より顔!な状況に陥っていた。しかしやっと看護婦さんがやってきてくれ、「先にとりあえず尿と血液をとって、それからレントゲンもとって来て」と言う。血液検査だけパパ〜〜とやればOKだと思っていた和田だったから、なんか大事??と思いながらも言われたままにとりまくり、また大人しくジイイと待った。
 そしてさらに待つこと30分以上。顔が凍り付いた頃、やっと呼ばれて行くと、なんちゅうの「やぶ睨み」っての?目つきがなんかおかしいオジイ医者がいた。ヤツ…と呼べばもう分るように、そいつはまたとんでもないヤロウ!だった。検査では一切盲腸と呼べる症状は出てないけど、ここの辺りが痛いなら「盲腸になりかけてるのかも」とか言う。「慢性盲腸じゃないの」とか言う。そして極め付け。「あした、また外科の先生に診てもらってよ」な、なに言ってる?
「えっ?先生は外科じゃないんですか?診断できないんですか?」と言うと
「いや、僕も外科だけど…モゴモゴモゴ」と、全く頼りない。全く判断1つできない。慢性盲腸なんてない!ってこちとら知ってるんだよっ。だいたい血液検査だけで分るんじゃないのか????と怒り心頭。
「ああそうですか。じゃ、いいです」と、怒りムラムラで、しかしとりあえず薬を出すというからそれだけもらうと、なんと抗生物質。しかも1日分だけ。(だからさ。盲腸って診断できないのに、なんで抗生物質だけ出す?しかも1日分?意味ないじゃああああん)とブチ切れ。
 さっそくここを紹介してくれた主治医に電話すると「ははははははは。そりゃ災難だったね〜。血液とかなにもでなかったんでしょう?なら薬なんて飲まないほうがいいですよ〜。でも安心したでしょう。大丈夫だから。はははははは」と、それ見たことか!的に言う。ううううううううう。そ、そのとおりだ。ぐそっ。
 しかし翌日(救急はだいたい、その場では仮の代金を払い、後日精算)代金を払いに行くと、んなものがなんと5100円ときた!ムカツク〜〜〜!!その代金で、新宿の鍼の名医にかかれるじゃないかっ!ガッデム!大馬鹿だ、おいらは!なんてこったあああああいいいいいい!
 しかし日本の救急はいまだ打つ手ナシ。全くダメ。日本ではマジに救急にかかるようなことになったらもう「死ぬ」とあきらめた方がいい。そこにERジョージ・クルーニー先生がいる可能性は果てしなくゼロなのだ。
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