2003年11月13日(木) 待合室の本
うううっ。また。また。心臓が痛いんです。苦しいんです。思わず吉行和子になって(@エアロール)「ハゲ坊!ハゲ坊がいないと苦しくなるんです!一晩中ただ抱きしめていて!」などとバカなことを書いて友達にメールしてしまったくらい(すごくバカなことしてるって分ってるってば。いいんだ。オイラのことは放っておいてくれ)苦しい日々です。
だから当然、病院に行きました。すぐ。でもいつもの内科だけど。でもってそりゃいつものことだから先生は「ストレス。ストレス。最近、何かストレスかかることした?」とか聞いてきた。「毎日、生きてることがストレスです」と答えたオイラ。したら「そうだね〜〜。和田さんはそうだねえええ」と笑った先生。オイラの人生って一体????
でもその受け答えの間も、心の中で(先生、オイラ、心筋炎とかにはかかっていないですかぁああああああ?)と激しく叫んでおった。なぜなら!丁度風邪を引いていて、ゲホゲホだから。そして風邪+心臓の痛み=心筋炎なる式が出来上がってしまったのは、実は待合室で読んだ本のせいだ。
その日は心臓の痛みで病院に行ったから、「心臓」という言葉に異常に敏感になっていたのだけど、椅子に座ってふと前を見ると棚に「心臓の病気」の小冊子があった。おおっ!と思って手にとると、それは石の森先生による、心臓病のマンガで、ま、それはよく知ってることが書いてあってなんてことなかった。が、それを棚に返してもう一つ別の棚を見ると、そこには本格的な心臓病の本が!これぞ!と思ってそれを熟読したのが間違いだった…。
とにかく!ページを繰るごとに増す不安!あらゆる心臓病が己にあてはまるように感じ、「突然死」なる言葉がグルグル渦巻く!そして極め付け、「風邪を引いて、心臓が急に痛くなった場合は心筋炎を疑わなければなりません」という記述!し、心筋炎???そ、それは?????
とたんに増幅する不安!そ、それじゃない?私??ねえねえ???本にまで問いかける始末!でも、いざ診察となったときあまりにも先生が(注・先生は一応、循環器系の専門だ)自信ありげに「ストレス」と言い放つしさ、ついこのあいだ盲腸騒動起こしたばかりで…。言えなかった。クスン。(←クスン…じゃねぇ〜だろう?)
そこで思う。待合室には医学書はおかないでくれ。不安が増幅するだけ。意味がないっ!やめてくれっ!そりゃ、それ読んで医者に突っ込む!ってのもアリだけど、でもそれは家で読むから待合にはやめてくれっ!待合室にいるときのオイラは「蟻んこ」なのだ。不安でちんま〜りちんま〜〜りなってしまっている。そこにその本は責め苦以外のナニモノでもない。おねがいします。今すぐ撤去してください!