あおい世界
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先日観た映画 『銀河鉄道の父』 の影響を受け、 今更ながら宮沢賢治に興味がわき、 3冊ほど児童書部門で借りてみました。
『銀河鉄道の夜』 『風の又三郎』 『セロひきのゴーシュ』
どれにも1編の詩といくつかの童話が収められていました。 宮沢賢治の作品は、彼が幼いころから影響を受けたり、 関心を持った事柄がたくさん反映されています。 鉱物採集や星座、昆虫の標本づくり、土壌学、宗教、菜食生活、 タイプライター、セロ、オルガン、エスペラント語を習い、観劇。 自らの裕福な出自と、郷土の農民の悲惨な境遇との対比が、 贖罪感や自己犠牲精神を生んだようです。 その最たるものが 『雨ニモマケズ』。 当時の世にはなかなか受け入れられず、 賢治が亡くなって以降、世界に広まるとは不思議なものです。
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