あおい世界
DiaryINDEX|past|will
2018年07月10日(火) |
本■ペンギンと魔力。 |
小川糸さんのエッセイを2冊。 前に最新とは知らずに読んだエッセイ 『卵を買いに』 が好みだったので、 最初から読みたいと思い、図書館に予約をしました。
『ペンギンと暮らす』 と 『ペンギンの台所』 。 小川さんのブログを修正加筆して出版したもので、 『〜暮らす』 は2007年分、『〜台所』 は2008年分。 日記のように記されている文章は、 短かったり長かったりいろいろですけど、 小川さんの自然で平和で、優しい雰囲気が伝わってきて、 読んでいてとても和みました。 現在に至るまでエッセイ集は続いているので、 順番に読んでいこうと思います。 すごく楽しみ。 ちなみにペンギンというのは歳の離れた旦那さまのこと。 本物のペンギンと暮らしたいという夢があったそうで、 結婚した際、旦那さまのことをそう例えることにしたらしぃ。
東野圭吾さんの新作 『魔力の胎動』 は、 映画化された 『ラプラスの魔女』 より数年前の出来事として、 5つのエピソードが描かれていました。 自然現象、主に対流を読める主人公の円華が、 その不思議な力を使って、悩める人たちを物理的に救っていきます。 最後の章は、そのまま 『ラプラスの魔女』 に繋がる話でした。 円華役は映画で演じていた広瀬すずちゃんを想像できるので、 それはそれで楽しかった。 5つのエピソードに関わっていた鍼灸師は誰がいいかなと、 思い巡らしながら読みました。 物理は苦手ですが、 この手の小説を読みやすくできる東野さんってすごいなぁ。
検索WORD = 本■
|