あおい世界
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夕方、会社を早退して、また母の病院へ。 医師から術後の説明を受けました。 以前、2つ並んで埋め込んだステントの先に、 さらに細いステントを通して埋め込み、 無事、血管が太く維持されるようになりました。 動画を見せていただきながら、 とても丁寧に説明してくださったので、 分かりやすかったです。
それから、もう1箇所、気になる部分も見せられました。 ただここはY字に分岐されてすぐの場所なので、 リスクがあるとのこと。 とりあえず、今は緊急を要するものではないそうなので、 9ヵ月後にまたきちんと検査するって。 心配ではありますが、まだ大丈夫って言葉を信じよう。
今日、母から聞いたのですが、 今回手術をしてくださった医師はオファーを受けた際、 設備を整えることを条件にしたそうで、 最新のカテーテル手術ができる機械と共にいらしたんですって。 なんか海堂尊の医療系小説みたいですね。 何はともあれ順調に済み、明日予定通り退院することになりました。
手術時に付き添うのは娘として当然で、 本来なら入院時も退院時も付き添わないといけないのに、 母が何でも一人でやれちゃうタイプで、 付き添わなくてもいいと言うので、ついつい甘えてしまいました。
聞くところによると、 今回入院するにあたって、家を出る日の朝、 和室を片付け、白だらけの布団を敷き、白装束を用意し、 最低限、伝えないといけない人への連絡先リストや、 葬儀社への手配の仕方などを置いてきたんですって。 すべては、あたしと兄貴が困らないように。 ここまでする人って聞いたことありません。
今やカテーテル手術は極々簡単に感じられるものではありますが、 それでもその手術をしなければ、即、死に繋がる臓器。 母は何が起こるか分からないという重大性を認識していたのでしょう。 本当に天晴です。
逆を言えば、いかにあたしと兄貴が頼りないかということでもあります。 そして兄貴は今回の件に関して、まったく関与しなかったこと。 妹して本当に残念でなりません。 もぅ一人っ子だと思うことにしようと思います。
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