あおい世界
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2015年11月06日(金) |
本■ミストと泳ぐとライズ。 |
池井戸潤さんの初期の作品 『MIST(ミスト)』。 これは今までの作品とはちょっと趣が違って面白かったです。 銀行のからくりというより、事件性が強かったからかな。 紫野という田舎でただ一人の警察官が殺人事件を追う話。 誰の心にもミスト、つまり霧の部分があるという意味のタイトル。 誰もが晴れ渡るすっきりとした部分だけではないということらしい。
次に、予約本の順番が車で棚からチョイスした、 江國香織さんの2冊。 『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』 は10の短編小説。 いろんなシチュエーションで、いろんな人の世界に触れることができ、 軽く読み流せて息抜きになりました。
『スイートリトルライズ』 は12の章に分かれている長編小説。 穏やかながら変化のない夫婦が、それぞれ気付かれないように不倫をする話。 最後にどうなるという結果が描かれていなかったので、 そこは想像しろということなんでしょうか。 分かるようで分からない。 夫婦とか結婚とか恋愛とか、一筋縄ではいかないものなんですね。
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