あおい世界
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前回に続いて、また藤堂志津子さんの本を2冊。
『あの日、あなたは』 は、 10年間、一人の男性を想い続けた主人公の女性が、 あるとき、ふと知り合った自称ジゴロに惹かれていく話。 20年以上も前に書かれた作品ではありますが、 女性と男性の友情とか、友人と同じ人を好きになってしまうとか、 安定した人より、非現実的な人に惹かれてしまうとか、 時代に関係ないテーマだったので、違和感なく読めましたが、 少人数の登場人物だけでまとまりあってしまうような狭さが残念だったかな。 深く感動もしませんが、嫌悪感も湧かない、無難な内容でした。
『水色のノート』 は、 30代前後の女性5人の話をまとめたものです。 こちらも15年以上前の作品。 どの主人公も好きになれない、というより嫌いなタイプの女性でした。 こういう女性もいるのだろうとか、 こういう女性にはなりたくないとか、 反面教師的な女性ばかりでしたが、 その中でも、そういう自分に気付けるパタンというのもあって救われました。
今回の2冊は、あまり魅力的ではありませんでしたが、 まぁ、そういう作品もあるよねーってことで。。。 いつもの図書室には藤堂さんの作品があと2冊。
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