あおい世界
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この前の日曜日は本当に忙しかったのです。 地区清掃、部活の車出し、クラブへの送迎、 そして、そのクラブの練習を待っている間の2時間半、 久しぶりにムーさんと会い、ファミレスでランチしました。
ムーさんとは桜と桃がまだ小さかった頃、 一緒に加瀬沼公園や湖畔公園に行きましたが、 最後は7年前に文学館で会って以来です。 しかし桜と桃の誕生日には必ずメールをくれるし、 年末のプレゼント交換も続いているので ずっと大事な友人のままなのです。
ムーさんは現在人工透析が欠かせない体になっていますが、 それまでの経緯を聞かせてくれました。
ずっと頭痛が続いていたそうです。 市販の薬を飲んで、凌いでいたらしいのですが、 ある日、生け花教室で突然視界(視力)が悪くなり、 周りの人たちの勧めで病院へ駆け込んだそうです。 が、そこでは救急で市立病院に行くよう言われ、 窓口で保険証を出したまでは覚えているものの、 そこからの記憶がないんですって。 くも膜下出血だったんです。 後から聞いた話では5日間ぐらい昏睡だったらしく、 目が覚めたときは集中治療室に居たって。 当初心配されていた身体の後遺症は然程なかったのですが、 視界が3分の2ほど見えなくなってしまったため、 車の運転はできなくなったし、歩行も慎重にしなければいけません。
1ヵ月ほど入院、リハビリをした後、 仕事へ復帰しましたが、 腎臓が悪いことを指摘されたそうです。 嚢胞ができてしまう病気だって。 最初は薬で様子を見ていたのですが、 どうにもならず、透析をせざるを得なくなったって。 嚢胞ができてしまうというのは、 亡くなられたお父様からの遺伝性のものらしく、 くも膜下もそのせいみたいです。
今は火、木、土曜に透析に通い、 近々、透析用の血管の手術をするそうで、 これは何年か置きにしなくてはいけないって言ってました。
元々痩せている人だったんですけどね、 ますます痩せ細ってました。 無知なあたしに透析用に血管手術をした腕を見せてくれました。 細い腕にごつごつと違和感のある人工物。 もぅ半袖は着られないって。 お母様がご高齢(80歳)で、 お兄様は奥様とお子様4人を抱えた中、心筋梗塞になり、 亡きお父様の工場を継いでいましたが、廃業し、お勤めされているそうです。 お兄様と奥様の仲はあまりよくないようで、 独り者のムーさんの心労は相当であろうと、 想像以上に深刻な状況で心痛が絶えないだろうと思います。
食事制限もきりがなく、 真面目に取り組もうとしたら何も食べられないので、 何でも食べているって言っていましたが、 休みの日は寝てるしかなく、 なんの楽しみも持てないってさびしい顔をしていました。 せめて、時々、こぅしてお茶しましょうとしか言えないあたし。 なんか、無力だなぁって思います。 というか、何かできると思うこと自体が烏滸がましいのかもしれません。 せめて、そういう疾患があり、苦しんでいる人たちがいるということを知り、 今、こうして健康体であるわが身を幸せに感じないといけないんですね。
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