あおい世界
DiaryINDEXpastwill


2006年10月22日(日) 畑でパーティ。

実家から(我が家からも)車で10分のところに父の畑があります。
30年程前、土地を借りてまで土いじりがしたかった父の趣味。

大根・白菜・蕪・葱・ほうれん草・春菊・青梗菜・ちぢみ菜・小松菜、
里芋・胡瓜・茄子・隠元・とうもろこし・枝豆・じゃが芋・南瓜・大葉・・・・・・。
不恰好なものもありましたが、
どれもこれも安全で新鮮なため、味が濃く、美味しいものばかりでした。
その畑は、家庭菜園の規模をはるかに超えているので、
収穫時には、母が夜遅くまで何品も調理したものです。
その季節その季節、これでもかというほど、たっぷり食べるので、
季節外れの野菜をスーパーで買おうとは思わず、
父の畑の収穫を待って、季節の食べ物を覚えたところもあります。

夏の暑い真昼、
なかなか帰ってこない父が、熱射病で倒れているのではと、
心配したこともありますし、
帰ってきた汗だくの父の体重が2、3キロも減っていて、
母が慌てて、水分や食事を用意したこともありました。
そんなときの父は、いっぱい外遊びをしてきた子供のような笑顔。

しかし最近、物忘れがひどい上、体力の限界を感じてきたらしく、
母と相談した結果、畑をやめると決めました。
それでも、ついつい苗を買い、植え、育て、採り。。。
だらだらと続けてしまっているので、本音はやめたくないのでしょう。
もうちょっと距離が近くて、
もうちょっと規模が小さいければ、
細々とでも続けられるのでしょうが、
畑までの道は、勢い良く車が走る国道と有料道路が交差する場所に近いので、
運転だって危なっかしくなってきています。
畑道具や農耕具を仕舞っておく小屋もお手製で愛着があるようですが、
自分で解体し、廃棄処分しなくてはいけないと思っていたのに、
隣の土地を使っている方が、
そっくりそのまま小屋や農耕具を使って下さると言ってくれました。
それだけ、丈夫で使い勝手の良いものなのです。

いくら名残惜しいとはいえ、
そんな風に使ってくださるという方が現れた以上、
だらだらと続けていくわけにもいかなくなってきました。
そこで寒くなる前に、畑でお別れ会をしようと提案したのが2週間前。

母は賛成してくれて、父も喜んでくれました。
兄貴にも声を掛け、トシ子さんと一緒に参加してくれました。
桜と桃は、兄貴やトシ子さんと遊んでもらって大喜び。

暖かいお天道様の下で、
芋煮、おにぎり、焼肉、鶏のさっぱり煮、ゆで卵、茄子漬、
甘栗、野菜サラダ、みかん、ぶどうなどなどいっぱい!
芋煮は家で作ってきたものを鍋ごと運び、
炊飯器ごと持ってきた温かいご飯で、おにぎりを作ってくれた母。
お昼少し前でしたが、お腹を空かせた娘たちに合わせて食べ始まった頃、
兄貴とトシ子さんが差し入れを持って参上。
鶏の唐揚げ、にんにくの芽の豚肉炒め、卵焼き、
卵のロールサンド、ほうれん草のおひたし。

熱いお茶を飲みながら、団欒したり、
葱や人参、白菜の収穫実習をしたりしました。
お腹いっぱいになると、桜と桃はトシ子さんと一緒に、
近くの大きい胡桃の木の下へ遊びに行きました。
あたしも後から行ってみると、たくさんの胡桃や栗が落ちていました。
今更ながら、こういうパーティをもっともっとやるべきだったなぁ、と思います。
とてもとてもいい日になりました。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

2005年10月22日(土) 桃、友達事情。
2004年10月22日(金) スカート3枚。
2003年10月22日(水) やっぱり苦手。