あおい世界
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2013年05月10日(金) |
本■市川作品4連続。 |
またまたマイブームの市川拓司さんより 『世界中が雨だったら』。 タイトルと同名を含む3編が収まっていて、 どれも死、それも自殺とか殺人とかそういう死にまつわる話で、 尚且つ、性描写も多かったです。 『いま、会いにゆきます』 や、 『そのときは彼によろしく』 のような純愛路線ではありませんでしたが、 嫌いじゃないな、こぅいぅ市川作品も。 特に、3話目はちょっと読むと過激な情景なのに可笑しく感じたりして…。
次に 『ぼくの手はきみのために』。 こちらも同名を含む3編が収まっていました。 特に良かったのが、 タイトルとなっている 『ぼくの手はきみのために』 と 『透明な軌道』 。 3編とも静かな世界の中で繰り広げられる純愛。 でも強い絆を感じさせるものがありました。 市川氏自身が病んでいるせいでしょうか、 どの作品も病を抱えている人物が登場します。 特にメンタル的な病気や障害。 彼だからこそ解る世界なのかもしれません。
次は、『ぼくらは夜にしか会わなかった』。 タイトル同名含む6編が収められていました。 どの話にも病弱、それもちょっと奇異な病気に侵されているか、 精神疾患の人が出てくるとか、 大抵主役に近い男の人は細身で背が高いとか、 こんなに続けて読んでいるせいか、 あまりにもワンパターンな雰囲気にどの作品も印象に残らなかったなぁ。
もぅ一冊借りてきているので、それには期待してみようっと。 ってことで、最後は 『吸涙鬼』。 こちらは異色なストーリーでしたが、 『ぼくの手は…』 や、 『ぼくらは夜にしか…』 のようなワンパターンな感じはありませんでした。 純愛がベースになっていることは同じ。 作者が常々意識しているだろう “誰かのために生きていく” という主軸のズレがなく、 気持ちいいくらいの純愛でした。
最近は読書のペースがとても遅くなっています。 原因は読書よりメールしてる時間が多いから…♪ それはそれとして、読書にノルマはないので、 今の自分のペースで続けていこうと思います。 こんな風に読書が趣味になるとは、 数年前のあたしには想像できなかったことです。 人生って、いろんな転機や進歩があるものなんですねぇ。
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連日飲んで帰っている彼。 大丈夫かなぁ。 今夜はスタートが遅かったとかで、終わりも遅かった。 明日は気心の知れた人たちとゴルフだって。 リフレッシュできるといいね!
雪、また逢いたいな
ぅん、あたしも
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