あおい世界
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2013年05月08日(水) 続・お泊りデート【米沢】。

5日早朝、目が覚めたら隣りに彼がいました。
いびきではないけど、大きめの寝息で無防備な姿。
静かにベッドから出て、トイレへ行き、
冷蔵庫の水を飲んでベッドに戻った時、彼を起こしてしまいました。
まだ眠いって眠そうにしているので、身体を少し離し背中を向けて静かにしていたら、
彼に引き寄せられ、抱き締められているうちに、だんだんだんだん………。
朝から何やってんだかってコト。

彼は昨夜飲み過ぎたらしい。
思うに、彼はビールは好きだけど案外弱い。
もしかしたら、あたしより弱いかも…♪
で、今朝もアルコールが残っているし、
いつもより煙草も吸い過ぎてるって言ってたんです。

その後、あんなことが起こるとは!
あたしにとって初めてのことばかりで、未だに信じられません。

二人それぞれシャワーを浴び、
最初に彼が身支度を済ませ、テーブルの上を片付けたりした後、
朝食用に買ってきたおにぎりを食べ、
あたしが淹れたお茶を飲み、歯磨きや髭剃りも終わって寛いでいる時で、
あたしは彼に追い付こうと思いつつ、のんびり着替え、コーヒーを飲みながら、
桃の試合時間の確認などをしている時、突然起こりました。

ベッドに座っていた彼が、突然立ち上がり、首を左にねじるようにしながら、
そのまま左に一回転してベッドに倒れたのです。
彼にはそこからの記憶が無いとのことなんですが、
目は見開いたまま、激しく全身が痙攣したのです。
途中、一度立ち上がろうとしたものの、また倒れ、その際、テーブルに足をぶつけて、
テーブルの上の吸い殻や、お茶、コーヒーを全部倒してしまいました。
あたしはもぅ何が何だか分からず、話し掛けながら彼を横にすることに必死でした。
でも痙攣が収まりそうもなく、どうしたらいいのか分からないため、
フロントに電話をし、救急車を要請しました。
で、あたしったら心臓が止まったわけでもないのに心臓マッサージをやってたみたい。
今思えば馬鹿だ。
でも、そういう発作をみたことがなかったので相当パニクってたのです。
そういえば、彼、泡も吹いてました。
少し痙攣が収まってくると、ふらふらしているのに今度は起き上がりたがるし、
起き上がれずベッドの上でゴロゴロするので落ちないようにしたり、大変でした。

案外、救急隊員が来るのは早かったのですが、
来るまでの間、救急隊員から外線で電話があり、
年齢、性別、既往歴、発作の状態、昨夜や今朝の状態などなどを聞かれたと思います。

救急隊員が来た頃、彼の痙攣は収まっていましたが、意識は朦朧としていました。
後から聞いたら、突然怪しい男の人に囲まれてるから、
どこかに拉致されたのかと思ったって言ってました。
あたしの姿も目に入らず、
何がどうなってこうなったのか、ここがどこなのか分からなかったって。
そのせいか、救急隊員が彼にいろいろ問い掛けたりしても、
彼の返事はたどたどしく、動きもふらふらしていたので、
結局、救急車にて市立病院へ移送されることになりました。
彼が問診を受けている間、あたしも救急隊員の方に状況を説明し、
彼との関係を聞かれ、一緒に救急車に乗ることにもなってしまいました。
当然なんでしょうけど、何しろ複雑な気持ちでして。
急いで部屋を出る用意をしたのですが、
彼の日頃の几帳面さのおかげで、彼の荷物はほとんどまとまっていたから助かりました。
後から、二人とも洋服着てて良かったよねーっていうのは笑い話。
もぅ出掛けるという段階での発作だったので、そぅいぅ意味では良かったです。

救急車の中で、処置されてる最中、
やっとあたしのことを認識したみたいでした。
彼がまだ離婚してない状態でのこういうアクシデントは、
最悪、どうなってしまうんだろう、誰にどんな風に連絡を取ればいいんだろう、
それにしても意識が戻って良かった、あとは検査結果が悪くありませんように、
意識が戻らなかったらどうなってたんだろうって、何度も頭の中で反芻してました。

病院はホテルから5分ほどで着きました。
多分、なんですけど、彼と出かける時間について話した直後ぐらいに発作を起こし、
病院に運ばれるまでの時間って、1時間もなかったと思います。
すぐ救急車を呼び、すぐ来てくれて、すぐ病院に運ばれて、
これ、ある意味、米沢だったから早かったのかも。
これが仙台だったら、もっと手間取った上に、遠くの病院だったかもって思います。

彼が検査を受けている間、
あたしは寒々とした長椅子で待つしかありませんでした。
途中、何度か、簡単な書類を書かせられたりとか、
医師に状況の説明をさせられたりとかはありましたけど、
自分の荷物と彼の荷物と、彼の靴を離さず握りしめ、
寒い廊下で心細くて仕方がありませんでした。
とりあえず意識は戻ったようだけど、彼にもしものことがあったらどうしよう、
重篤な病気を抱えてたらどうしよう、入院になったらどうしたらいいんだろうって。
頭の中は、ぐるぐるぐるぐるいろんな状況を考えずにはいられませんでした。

しばらくして医師から検査の結果を聞かされたところ、
心電図も脳の画像も特に問題なく、
強いて言えば、お酒の飲み過ぎで脱水症状になっていたのだろうと。
今の時点では何が原因かは分からないので、
改めて地元の病院で診てもらってくださいと言い、
点滴を2本打たれて終了。

とりあえず安堵しました。
脳と心臓と、とりあえず何もなかったって。
一緒に帰れるって、涙出そうでした。
彼の前では見せませんでしたけどね。

彼らしく、お財布の中に免許証や保険証がちゃんと入っていたし、
あたしは彼の会社名や住所を携帯に打ち込んでおいたので、
書類を書くのには手間取らずに済みました。
しかし、免許証の住所は仙台になっていたので、
何か連絡がいったらまずいと思い、東京の住所に直してもらったり、
前夜、聞いておいた既往歴や、最近の健康診断の状況や、
彼の生活全般においても答えることができたので、ホント良かった。
良かった探しをすれば、あれもこれも出てくるのですが、
凄すぎるアクシデントに心身共にダメージが大きかったです。

でも、あたしよりダメージが大きかったのは彼。
点滴を2本打たれても、覇気が出ず、脱力感に見舞われていましたし、
自分がそんな発作を起こすなんて、とメンタル面で落ち込んでいました。

ちなみに彼との関係は、 “お付き合いしています” って言いました。
“恋人” とか “彼氏・彼女” って言いにくいよねぇ。

病院から、タクシーでホテルに戻り、フロントに挨拶をし、
部屋に忘れた彼の上着を引き取ってからマイカーに乗り込みました。
午前中の桃の試合はとっくに終わっていて、
午後の試合には間に合う時間でしたが、彼の様子はそれどころではなかったので、
高速には乗らず、ゆっくり仙台へ向かうことにしました。
もちろんあたしの運転で。

彼は助手席を倒し気味にして、目を閉じていましたが、
時々目を開けて、ナビしてくれるので、
そういう点でははっきりしてきたんだなぁと思いました。
でも2本も点滴を受けた割にはトイレに行かないので、相当脱水していたんでしょう。
道路の舗装が悪いのと、軽自動車のため振動がもろに響くためか、
彼は眠いのに寝れない状態のようだったので、
通りすがりの道の駅に寄り、あたしだけ降りてふらふらと見に行きました。
少しは静かな車内で寝られるかなって。。。
そんなに長い時間ではありませんでしたが、
ちょっとだけお土産を買い、車に戻ると、彼が起きていたので乗り込みました。
寝るつもりがなくても、車に乗っていると、すぐ眠っちゃうって、
でも、すぐ起きちゃうって、そういう状態だったみたいです。

少しずつ少しずつ覇気が戻ってきて、
運転しているあたしの胸を触ったり、頬を撫でたり、
いたずらをするようにもなってきた彼は、
途中にある材木岩に寄っていこうと言いました。
天然記念物であるこの岩は一昨年の震災で一部崩落してしまったそうです。
少し散策できるほどには回復したようでしたが、
全身の倦怠感と、気持ち落ち込んでいる感じが伝わってきました。

その後、また少し車を走らせてたら、お昼を食べようと言い出したので、
食欲が出てきたことに安心しました。
白石は温麺で有名なので、適当なお店に入ったのですが、
効率の悪い接客をしていて、30分以上待たされました。
でもどうせ急いでいないので、あたしはのんびりできて良かったと思っています。
彼は野菜あんかけ温麺、あたしはかけ温麺にしました。
向かい合わせに座るあたしたちは、普通の夫婦に見えるのでしょうか。
時々、顔を近付けてコソコソ話す雰囲気は普通の夫婦には見えないかな。
だって彼ったら、しらっとした顔で、いやらしいこと言うんだもん。
こっちは赤面するっての。
でもまー、元気になってきた証拠なのかなって笑ってごまかしましたけどね。
基本、そういう系の話は苦手なんですよ。

食後、また車を走らせました。
彼の新幹線の時間を考えると、のんびり帰る方がいいので、
田舎道をゆっくり走らせました。
彼が元気なら、いくらでもアクティブな寄り道ができますが、
そうではないので、仕方ありません。
とぅとぅ途中のコンビニに寄り、そこで30分以上休憩しました。
彼が寝ている間、あたしは人間ウォッチング。
寝姿を見て、痙攣っていうのは相当体力を消耗するものなのだなぁって思いました。
意識してできる動きではないものね。
仮眠した後も、そのまま車を動かさずおしゃべりしました。

あたしの右手中指の付け根に不自然な骨が出ていて、
それを見てもらいながら、手が大きいこと、手が荒れていることを話しました。

炊事をしていれば、手荒れは仕方ないさ
指、長いね
サイズは9ぐらい?!


びっくり!!!
薬指のサイズはドンピシャの9号です。
実は、結婚指輪は左から右に付け替えてあります。
結婚指輪の他にシルバーの3連リングも重ねてあるので、
パッと見は4連リングに見えているのですけど。
左も右も薬指は9号。
あまりの驚きに、返事が出来ませんでした。

そんなこんなしているうちに、新幹線の時間が近付いてきました。
桃のお迎えの時間を知らせるメールがきたりもしたので、
その前に、少し早目ではありますが、彼を駅近くまで送り届けるため、
車を走らせました。
そしてまた服の中に手を突っ込み、胸を触ってくる彼。

しばらく、触れないなぁ

新幹線の時間まで1時間以上早かったので、
駅近くでコーヒー飲んでいくって。
車を降りるとき、キスをされました。
真昼間なのにねぇ。。。
でも、車を降りてからはクールな彼に戻り、振り返りもせずに歩いていきました。
格好いい♪

それにしても家に着くまで心配でした。
彼は公共の場にいる分には、だれか彼かが助けてくれるから大丈夫だって。
確かに一人で家に居るときに発作が起きたら大変だなぁ。
倒れ方によっては、どこかに身体をぶつけしまうとか、
火のこととか、浴槽でおぼれるとか、
考えたらキリがないのですが、その日はやっぱり心配でした。

新幹線出たよ、東京に着いたよ、家に着いたよ、お風呂入るよって、
逐一メールをくれるので安心できますが、途中で途絶えたりしたら心配でたまらないなぁ。

まさか、その日ぐらいはビールを飲まないのかと思いきや、
会社が始まる前に試してみたいって、1缶だけ飲んだようです。
ま、アルコールが直接の原因ではないと思うので、
飲み過ぎなければ大丈夫だとは思いますけどね。。。

それにしても、脳でも心臓でもないとなると、いったいなんなんでしょうねぇ。。。



彼とのお泊りデートの翌日、
実家に行く用事があったので、母にこのことを話すと、
開口一番、癲癇(てんかん)ではないかって。
そいえば父も晩年になってから癲癇になりました。
父の場合、突然意識がなくなり、ぼーーーーっとなるという発作でしたけど、
ネットで調べると、痙攣を起こす激しい発作もあるようなので、
あたしも更にネットで調べ、その結果を彼に伝えました。
嫌がれるかなとも思いましたが、
少しでも早く、どこかの総合病院で受診してほしい気持ちから…。
彼は、もし癲癇なら厳しいなって、
今月中には検査に行くって言ってくれました。
心配だけど癲癇なら抑える薬があるから早めに知ることも必要。
癲癇じゃないならないで、何が要因だったのか知る必要があるし。


そんなこんなで、彼との初めてのデートがお泊りってことも印象深いのに、
さらに、そんな初めて尽くしの中でアクシデントが起こり、
人生、いつ何が起こるか分からないなぁって実感しています。
今はどうか彼の体調がそんなに悪いものではありませんようにって祈るだけです。





☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。☆。.:*:・'゜★





次会えるのは今月末かもね

そだな、毎週行くお金は無いし^^

分かってる、あたしにお金かけなくていぃよー
お金は子供たちに使ってあげて
お互い無理しないように、ね


しばらくメールで我慢だな^^

ぅん、メールも楽しい

ちゃんと子供たちの面倒もみなさいよ^^

みてるみてる
みてないあたしは嫌でしょ?


もちろん^^

あたしも同じ


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

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