あおい世界
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2012年05月25日(金) |
本■トシコさんと膝小僧。 |
またまた棚から群さんの本を選びました。 まずは 『それ行け!トシコさん』。 これも前回の 『ヤマダ一家…』 同様、お茶の間劇場的な内容。 不倫、デキちゃった婚、嫁姑、介護、新興宗教、 近所付き合い、子供の反抗期と受験…、と日常的なことが満載。
次の 『膝小僧の神様』 もお茶の間劇場の小学生版という感じ。 こちらはそれぞれの読み切りで主人公が変わりますが、 小学生の割に現実的で、冷めていて、 夢を持つとか、頑張るとか、愛嬌とかとは無縁な子たち。
群さんの本は今回で10冊目になりますが、 トータル的にみて、絵に描いたようないい人っていうのは出てきません。 みな、現実的な問題を抱え、うまくいかない人生の中で、 不安や不満を抱えてはいるものの、 特に波乱万丈でドラマティックでもなく、 最後にハッピーエンドでもない、そんなストーリーが多い気がします。 それはそれで有りなのかな。 でもちょっと飽きてきたので群さんはしばらくお休み。
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