あおい世界
DiaryINDEX|past|will
2011年06月23日(木) |
本■地元がらみの作家。 |
またまた恩田さんの作品を借りたんですけど、 この 『ドミノ』 は今までのと全然違う雰囲気でした。 コミカルでスピーディーで、場面が頻繁に切り替わり、 ドラマか映画で撮影してほしい内容です。 読みながら、いろいろいっぱいイメージを膨らませてしまいました。 都心をバイクで逃走するシーンなんて爽快じゃないかなぁ。
次は 『クレオパトラの夢』。 兄恵弥と双子の妹和見との駆け引きが何とも言えませんでした。 信じていいのか駄目なのか。 少ない登場人物の中で、目まぐるしく変わる人と人の信頼関係。 最終的には、いろいろ収まるところに収まるのですが、 飽きない内容で、なかなか面白かったです。
そして次は、 久しぶりに大好きな伊坂幸太郎の一冊、 『オーデュボンの祈り』 を手にしました。 デビュー作で第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した作品。 不可思議な島での毎日を淡々と受け入れる主人公の性格は、 正に伊坂さんオリジナルなキャラクターですね。 他の登場人物も個性的でアニメチックで、 どこかほのぼのとした印象を漂わせています。 一方、現実世界では警察の姿をした悪人が、 容赦なく過激で残忍な行為を繰り返すシーンを交錯させ、 それがだんだん島に近づいてくる様子は、 ハラハラドキドキでした。
さてさて、次は何を読もうかな。 ちなみに恩田さんは仙台出身、 そして伊坂さんは仙台在住。 あたしって地元がらみの作家が好きなんですよねぇ。 場面に地元のシーンが入っているとテンションあがります。 単純ですよね。
検索WORD = 本■
|