あおい世界
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2009年02月16日(月) 十歳の桜へ。

  十歳の桜へ

桜、じいじの庭のサツキの鉢が百以上もあるって知ってた?
そのサツキが雨に当たらないように、
花が咲く時期だけ、軒下や家の中に入れること、知ってるでしょう?
あのたくさんのサツキが満開の季節に、桜は生まれたのよ。
桜という名前はおなかの中にいるときから決めていて、
いつも呼びかけてたこと、知ってる? 
知らないよね。
どんな風にママがあなたを想っているか、毎日毎日伝えているようでも、
きっと上手に伝わってないと思うから、十歳の桜に手紙を書きますね。

ママにとって桜は、かけがえのない存在。
とっても大事。
桜が大人になるための手助けをするのがママの役目だと思っているから、
ついつい厳しいことばかり言ってしまうけれど、
実はママもママになってからまだ十年。
そう、桜と同じ年なの。
だから桜がいろんな場面でどうしたらいいんだろうと迷うのと同じように、
十歳のママもどうしたらいいんだろうっていつもいつも考えているの。
これから桜はたくさん好きなことを見つけていっぱい楽しんだり、
ちょっと嫌なことにぶつかって悩んだり、困ったり、悲しんだりすると思います。
楽しいことはいいけれど、嫌なことは起きない方がいいよね。
ママも桜には笑顔になることだけで生きていってほしいと思いますが、
みんなみんな悩みながら生きていくみたいよ。
それでも悩みがある時はつらくてつらくて仕方がなかったりします。
そういう時は、忘れないで。
桜にはママがいるってこと。
ママにも解決できないことはいっぱいあるけれど、
それでもママは桜のために一生懸命になれるし、全力で守るから。
だからつらい時は言ってね。
桜ががんばれるはずだと思うことは応援するけど、
どうしてもつらくて悲しいときは笑顔になれる方法を一緒に探すから。
じいじがサツキの花を雨から守るようにママは桜を守ってあげるから。

『咲』という漢字は『花が咲く』という意味の他に『笑う』という意味があるのよ。
これはワハハハハと大声で笑うのではなく、微笑むという感じ。
桜はこの名前の通り、笑顔が素敵な優しい子です。
その優しさを忘れずに大きくなってくださいね。

                                   ママより



来週の授業参観で桜の学年は、『二分の一成人式』 を行うそうです。
その企画に対して便箋1〜2枚程度の手紙を書くようにと親への宿題。
提出日ぎりぎりまでかかって仕上げました。
便箋は苦手な縦書きでしたが、頑張りました。
でも、改めて書くのって、ちょっと恥ずかしいですね。
まさか、みんなの前で発表とかはないと思いますが、
桜に伝わる手紙になるといいなぁ。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

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