あおい世界
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2006年09月26日(火) |
頼れぬクラブ その2。 |
涙目のあたしが桜と桃に声を掛けていそいそと帰ろうとしているとき、 様子がおかしいことに気付いた一人の先生が、声を掛けてくれました。 先程まで席をはずしていた一番信頼している先生です。
何か館長が失礼なことを言ったのかと聞かれたのですが、 取り乱しているあたしは何も話す気がないという素振りで帰ろうとしました。 そんなあたしを心配してくれたようで、 何度も聞いてきた上に、あたしの左手を包むようにつかみ、 話を聞くまでは帰しませんよという感じ。
そういうところから真剣さが伝わるというもので、 固く冷たくなりそうなあたしの心を、その先生が解いてくれたのでした。
その先生が言うには。。。 問題の子は桜にだけでなくいろんな子に対してそういう態度を取るそうで、 早い時間に帰る子や、上手にすり抜けられるようになった子がいる中で、 桜は真面目だし優しいから、 最終的には一緒にいるようになってしまうということ。 ただ、その子が原因でクラブをやめた子がいたり、 最近は目に余ることが重なってきたので、 その子の親に話をしようと思っているところだということ。 守秘義務があるので、詳しいことまでは話せないのだけど、 もうちょっと待ってて欲しいということを言われました。
さらに児童クラブに入れるかどうかということは、 きちんと審査を通って、許可された児童だけなので、 そういう子を受け入れるのは当然だし、 一人帰りに関しては、個人差や各家庭の考え方があるので、 あえて、それを勧めることではないことも理解していただけました。
中途半端な時間に一人帰りさせることだけでも不安なのに、 一度帰宅して、また来館し、 さらにまたあたしのお迎えよりも早い時間に、 一人で帰らなくてはいけない自由来館を勧めるなんて、 こちら側が何を重要視して、児童クラブにお願いしているかという原点を、 館長は分かっていないと、強く強く思いました。 ただの遊び場として通わせているじゃないんだ! ってこと!
。。。と、これが先週の金曜日のこと。。。
週明けの昨日、桜はまた憂鬱そうな顔をしていました。 信頼できる先生はお休みで、館長と他の先生は居たそうですが、 問題の子は相変わらずで、 結局いつもと同じように、 その子と一緒にいることになってしまったそうです。
以前、桜には、やんわり断る方法とか、 先生に気付いてもらえるように大きな声で断ってみるとか、 優しい方法を伝えてきましたが、もうおしまい。
これからは、嫌なものは嫌だということ。 先生にも訴えていいこと。 もう我慢しなくていいこと。 強い方法を伝えなくてはいけないような気がします。
あたしが館長や先生と話をしている様子をみたり、 桜の言葉ひとつひとつに親身になって受け答えてあげると、 桜自身の顔色が変わってきます。 今まで何度か、帰宅時に突然、不機嫌な態度をとることがあり、 学校生活に疲れているのかなと思っていましたが、 これって、我慢している反動だったのかもしれません。 意味不明の腹痛だって、それが理由だったのかもしれません。
来年、桜と一緒に児童クラブに通うことをすごく楽しみにしている桃は、 何となく状況を察したようで、 桃が、その子に言ってあげるから! なんて、頼もしいことを言っています。 とりあえず、様子をみますけど。 あたしに何ができるだろう。やれることやってみよう。
頼れぬクラブ その1。
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