sasakiの日記
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2013年07月03日(水) PAなしで歌ってもらえませんか?

国道12号線を旭川に向かって北に上り、滝川から右に曲がって芦別、富良野に向かう途中に赤平ABホールがある。
3時間はかからないかもしれないけど、真面目に運転しないから正直上川方面の土地勘はあんまりない。
滝川のホテルでチェックインを済ませ、軽く風呂入って3:30目処に赤平目指す。
ナビはいつも同じ道を選択してくれる訳じゃなく、今日は川伝いに、どうも裏道を走ってるようで、車とほとんどすれ違わない。
赤平の入り口で車が道の真ん中で止まっている。その路肩に乗用車一台とミニパトが2台ずつ両脇を挟むように赤色灯をピカピカさせている。
右側のフロント部分がガシャと引っ込んでいて、そばに僕よりも年上の(多分)おじさんが警官と話ししている。どういう状況で事故になったか知りたい。聞きたい。車止めて。大きな事故には見えない。それにしても、まっすぐな道。どうしたらぶつかるんだろう。?
町の中に入り、ホール近くで大西さんが信号渡っているのが見える。
ABホールに向かって行く。
まずは牛だやの駐車場に車止め、楽器と荷物を下ろしホールに向かう。
入り口のガラス戸を引っ張る。
開かない。
何度も引っ張る。
鍵がかかっている。
それでも引っ張る、
時々叩いて見る。
うんともすんとも返事がない。
諦めて、牛だやに行くことにする。
しばらく待っていると大西さんが戻ってきた。
知らない人と一緒に。
知らない人はいきなり自己紹介をする。
「結婚詐欺を生業にしてかれこれ10年以上になりますかな?イイハラといいます。」
「ああ、そうですか、それはそれは、佐々木と言います。」
イイハラさんは大西さんよりも更にヒッピー度の高い人で、僕と同じかもしくはそれ以上年上かな?と思えた。
大雑把に言えば灯りやさん(照明)。夏になると北海道に移ってくるらしく、大西さんとは昨日知り合ったらしい。何だか、どこまでが本当の話なのかよくわからんです。
話の間にふと大西さんが
「お願いがあるんですが、嫌だったらいやって言って下さっていいんですけど、昔テレビの番組でポール・マッカトニーがマイクも何もないところでギター一本で歌ってるのを見て格好いいなあ、と思ったんですけど。幸男さんに今回のライブで何処かでやって見てもらえないかなあと思ったんです。」
ロケット姉妹が前にワンステージまるまるノンPAでやってるのを観た事があって、偉いもんだなあ!と思ったことはおぼえていた。
「いいよ。やってみよう。」
やったことないけど、やったことなければ、何でも一回はやるべきだと思ってるので引き受けた。
当たり前なんだけど、家で一人で唄ってる時とは全く別のものだった。
ギターも声も曲も言葉も、思いの外遠くに飛んでゆくものだ。

大西さん、イイハラさんと3人のざっくりした話が終わり、さて、リハーサルやりましょうかということになり、店を出てホールに向かう。
来た時に一生懸命開けようとした所は、どうも他所の家で、ホールはその二軒隣だった。時々、間違い様のないものを間違う。

歌詞の変更を考えている。
変更というよりは新しく書き足すこと。中身は確定している、あとは言葉。

おわり


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