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■ ダイヤモンドは初めから輝いていない。原石を丹念に削り磨いて初めて輝く
ディアマンテの輝きは その心の蔵に貪欲に光を集め 逃げ場を失った叫びのように 多角形の窓与利、純白の輝きを放つ
女性が放つ美しき輝きは 其の蔵に何を貪欲に集めたのか 否、自然に集ったものなのか さかしまに逃げ場を其処へ求める様に 男はなかなか開かぬ窓に純白の輝きを放つ
勿論、輝きの美しさは到底、究めず叶わぬが
彼女とのひと時の別れの夕刻の時間、 彼とのひと時の別れの朝の静かな時間 逢瀬を邪魔するかの様な不機嫌な空色
空が赤く染まるのは、 空がやきもちを焼いているから 空が雨を降らすのは 誰知らぬ嫉妬が涙に変わるから
化粧と涙の混じった色の雨を降らすも、 傘の中で抱きしめあう恋人達に 自らの皮肉の悔しさのためか、 激しく地を突き叩く雨音
さて、空とは君達と酷く似て
2011年06月07日(火)
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