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■ Dad、とうとうボンデージ、放●も初体験
朝、スーツのズボンのファスナーが壊れ、
チャックの片方がレールから完全に外れ、
締めることが出来ず、社会の窓（古）が
完全開放の状態になってしまった。
しょうがないからソーイングセット（俺
常備）でファスナーを縫う。これで、この
ズボンともお別れだが縫っている間、
恐ろしいことに気付いた。
社内の会議室で誰もいないとはいえ、
脱がないで着ながら縫ったので
気付かなかったが、
「あっ」
これで、完全に今日、トイレに行くことが
不可能になった。しかし、こんなときに
行きたくなるもので、とにかく、おしっこ
するときもファスナーを完全に縫われた
ズボンを蛇の脱皮のようにするすると
脱ぎながらブツを出すしかないのだが、
そのブツが引っかかると大変で完全に
脱げなくなってしまう（爆笑）
なんで、俺はこんな情けない状態に
と、思うと涙さえ出るが、涙より先に
おしっこが出ちゃうのでとにかく、
トイレの個室に入り、するする脱皮作戦で
ゆっくりとズボンを脱ぐ。
ウェスト細めなので腰骨にぶつかるので
なかなか脱げず、徐々にゆっくりと
ズボンを脱ぐ。
しかし、太ももでぴっちりボンデージ
の拘束衣のようにズボンが食い込む
ほど拘束された状態でおしっこ。
人には見せられない緊縛状態で
おしっこをする中年オヤジ。
なんか変。
っつうか、この年になって
なんでこんな目に（涙）
けど、何かしら監禁の憂き目に
あった際に足が縛られても、
おしっこが出来るスキルを身に付けた
ということで個人的に良しとしよう。
（一体、どういう状況だよ）
しかし、また難儀なのは着用。
これがきつい。またブツが邪魔をする
（笑）なんかきっついジーパンを
無理して着るような女性のような
動きをしなくてはならない（涙）
っつか、早く帰って着替えたいんですけど！！（涙）
それなのに、仏蘭西と濠太剌利を
巻き込んだ仕事に巻き込まれて帰れぬ様子。
定時ベルさっさでは帰れぬ。
しかも、昼の新嘉坡の電話会議で提出済みの
宿題が「on the way」とと誤解され（爆笑）
何処まで完成形を求めるんだ！？と、その
宿題も至急作成必至の状態。
とはいえ、
早く、この「脱げないスーツ」を脱ぎたい！！
さて、同じマンションの娘さんのお友達家族
が、転勤になってしまった。誕生日パーティー
も互いにやってたし、パパさん（サラブレッド）
とは、よく朝バスで一緒になっていて会話を
楽しんでいたので寂しくなる。
そこで、お別れ会のときに渡すアルバムに
そのお友達姉妹のイラストをパパが書け、と
いうことになったらしい。
「怖くなくね。可愛くデフォルメタッチで」
さすが、奥さん、分かっている。放っておくと
０．５、０．３ミリのロットリングペンで
ヴァージル。フィンレイのように点描、
クロスハッチングを駆使して、めちゃくちゃ
ゴシックな絵を書いてしまうパパに痛烈な
先制攻撃。
じゃあ、クロヴィス・トルイユのように
原色デフォルメで描いてみようかな（笑）
しかし、この仕事が忙しい時に俺に絵を
書かせようとするママ友達もママ友達で
ある。
脚注：
ヴァージル・フィンレイ
１９２０年代、ラブクラフトが活躍した頃、「アメージング・ストーリー」誌、「ウィアード・テイルズ」詩にイラストを書いていたイラストレーター。その緻密で高密度な点描画は芸術の域であり、女性の裸体の大事な部分は点描で描かれた泡で隠すのが特徴の為「泡男」とも呼ばれた。画像検索は自己責任で。ゴシック系なので。創元推理文庫の「ラブクラフト全集」の表紙絵はヴァージル・フィンレイによるラブクラフトの人物画である。
クロヴィス・トルイユ
蝋人形館のマネキン工場の元職人という異質な経歴の持ち主で原色と完璧な女性画を組み合わせたエログロな作風でアンドレ・ブルトンなどのシュールレアリストに見出されて発掘された画家。画像検索は自己責任で。エログロ系なので。澁澤龍彦責任編集雑誌「血と薔薇」の２号に特集掲載。
2011年03月10日(木)
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