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■ ¥€$ or Иo?■現代の貴族と奴隷
俺が出不精のせいか、あまり夜の街を 徘徊しないからかも知れないが、 世の中不景気不景気と言われているが、 街中で行き交う人々や、買い物をする人、 喫茶店やレストランで優雅に食事をする 人々を見ていて「本当に不景気なのだろ うか?」と思ったりする。
米国の失業率が10%を超えたというが 本国でも、あまり目に見えた光景は 見られないという。
それは恐らく会話をしている人間が そういう層の人間ではないのかも 知れないから見えてないのかも知れない し、米国では富裕層、中流、貧困層の 居住区がかなりハッキリ区別されて いるので目に見えてないのかも知れない。
よく映画で出てくるトレーラーハウスと いうのがあるが、トレーラーハウス居住区 というのが昔に比べると滅茶苦茶増えてる らしい。
日本ではそんな土地が無いからネット カフェになってしまう。
また生活費、食費も貧困層向けにマーケ ティングがあるので何とかなるが、日本は 最低でも一回の食費はまともな栄養を 考えると300円かかる。約3ドル強。 まだまだ日本は物価が高過ぎる。
かつて日本国民全員総中流という格差なき 唯一の国家であったが(実際にはあった。 俺ん家は他と比べて貧しかった)最近の世論 調査で大半の人が「中流」と答えているらしい。 一時期「下流社会」という言葉も流行ったが 一般的にそう、思われていないのか、実際の ところは生活レベルを落していないのか、 さっぱり実情が掴みづらい。
すごく短絡的な先の見えてない人間 である。風呂に入れて柔らかいベッド で寝られれば、それでいい、と。
すごく怖かった。
確かに他にもネットカフェに住む家族 (子供が二人)や、100円ショップに 並ぶ長蛇の列(チャイナ・プロダクツで 食品さえも粗悪品でもいいや、という 考えの人)とかを見て怖いとも思った。
あのI●EAもチャイナ・プロダクツで エラい目にあった(赤い布のボックスに ヴィトンのバッグを置いたら染料が ヴィトンに染み込んだ&合板なので、 すぐにボロボロになり、幼児とか触ると 危ない家具)こともあり、正に 「安かろう、悪かろう」とは、よく 言ったものだ。
なんでまー、突然病み上がりにこんなこと 書いたかというと、世界恐慌の条件という のは「失業率の悪化」と「伝染病の流行」 であり、今回、新型インフルエンザも やはりギリギリに先延ばしにしている 世界恐慌の条件というエッセンスなのでは ないかと思ったりもする。
つまり、シャレにならない時代が来るかも 知れないということ。
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『現代の貴族と奴隷』
さて、世界恐慌再来の不安が叫ばれてるなか、サブプライムローン破綻や原油先物取引のリスクなどのため、米国の投機家達の投資先として現在、流行しているのが「死亡債(呼び名は「デス・ボンド ( Death bond )」(怖))」である。
ものものしい怖さがあるが、これは現在、生きている人の生命保険を買い取り、それらを何千人単位でまとめて証券化したものである。ヘッジファンドは保険加入者、投資家の双方にメリットがある金融商品として人気がある。
例:1億円の生命保険の加入者が70歳の時点なら2割、75歳なら4割で、その生命保険を金融機関が買い取り、証券化する。本来、死亡後に支払われる保険金が割り引かれるが生前に現金を受け取れるメリットがある。その後の月々の保険料の支払いもしなくて良い。また、月々の保険料の支払いが困難になった人でも、今までは保険会社に解約手続きをすると、かなり割り引かれるため、手取りの現金は少なくなるが、死亡債は、それ以上の現金を受け取ることができる。
また、米国で以前より主流になっている「企業が社員に遺族に秘密に掛け、社員の死亡後受け取る保険金( Death peasant )」の問題も話題になっている。富める者のみが富む資本主義。アメリカでは9割の資産を1割の人間が所有しているという格差にも程がある社会。しかし、アメリカは建国当時から自由な国だ。だが、平等という言葉を掲げていない(確か)しかし、この保険金、俺にも掛けられているのかな(汗)
前者の証券は日本にもサブプライムローンのときと同じく混沌とした形の証券で上陸するであろう。しかし、後者は実は日本の会社も行っているとこがある。それはあくまでも「社員死亡による社員の労働力の損失の保険」という誠に美辞麗句な代物ではあるが。
2009年11月05日(木)
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