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2010年02月22日(月) 新しい炊飯器で炊いた御飯を食べてみた

 当たり前ですが、昨日届いた炊飯器で早速御飯を炊いてみました。

 結論から言うと、「圧力」などの能書きは意味がないに一票。でした。

 この炊飯器しか試していませんし、この炊飯器は人気機種と言うことでもないでしょうから、この炊飯器1つで全てを理解したようなことを言うのは間違っていると重々理解していますが、この炊飯器も「真空圧力炊き」をうたっています。曰く、「プロでも難しいと言われる、炊飯前の「浸し」を真空技術で解決」「バランスよく圧力を調整することで、表面を傷つけることなく炊き上げる」だそうです。そんな能書きを持った炊飯器の御飯は、能書きを持たない14年前の炊飯器の炊いた御飯と比べてどうだったでしょうか。

 昨日16時に米を研ぎ、18時に炊飯完了するようタイマーをセットし、私が食べたのは22時30分頃と言う状態でした。食べてみての感想は「これって今までの御飯と何が違うん?もしかして、前よりおいしくないんじゃない?」と言う感じでした。

 テレビなどで料理の紹介をするとき、御飯について「御飯がつやつやしています」とか「モチモチしています」とか「御飯の粒が立っています」とか言うのを耳にします。けれど、御飯は炊けば古々米でも艶はでますし、モチモチって御飯なら当たり前じゃないんですかね。ここまでは全く意味のない言葉を羅列しているだけですね。で、「粒が立つ」ですが、これがどんな事を指すのか良く分からない言葉なのですが、おかゆのようなベチャベチャした物じゃなく、一粒ごとに弾力のある形のしっかりした物として炊き上げますよと言うことなのでしょうか。

 古い米を使っていたり、まずい水を使っているとしたら、米の炊きあがりに臭いが出ることもありますし、米が割れてしまうこともあるでしょう。しかし、うちの場合は幸いなことにいつもコシヒカリの特A新米を浄水器を通した水(本当は天然水が良いのでしょうけれ)で炊いていますので、元々の条件が悪くはないのです。それが原因で、14年前買ったIH炊飯器と「真空圧力IH保温釜」で、さほど差を感じられなかったのかもしれませんが、唯一、両者の間にちょっと違いがあるなと感じたのが、この1粒のしっかり加減。新しい炊飯器の方が、1粒1粒の主張が激しいというか、強い弾力があるんですね。ですが、それは「旨み」なんですかね。私はどちらかというと不快感に近いものを感じました。単に食べ慣れないと言うことかもしれませんが、1粒をかみしめるなら、主張があって美味しいと感じるかもしれませんが、「ごはん」として食べると、その塊が固く感じられておいしさに通じないんです。世間様ではこれが「旨さ」の1条件なんでしょうか。

 今回は「やわらかめ」を選択して炊いてみたのですが、これから普通とかつやつやとかしゃっきりと言うモードを選択して、おいしさを試してみたいと思う次第です。でも、結局は最初に書きましたように、5万円前後の炊飯器なら、あまり能書きは気にする必要はないと言うか、能書きのない炊飯器との差をあまり感じられないので、炊飯に関して言えば、もっと安い単なるIH炊飯器でも良いんじゃないのかと思えました。これがこれから炊飯器を買おうとする方の一助になれば幸いです。

 あ、後は保温で古い炊飯器と違いが出るかもしれないので、それはそれで別途調べてみるつもりです。


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