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2009年12月22日(火) 遭難したけど… / 続・twitterの事

 片山右京さん及び、事務所の2名が富士山で遭難…そんなニュースが飛び込んできて、「またマスコミが無責任なお祭り騒ぎをするんだろうか」と心配をしました。

 山に登らない人の「常識」では、「冬山なんかに登るから遭難するんだ」というのがあるかもしれません。しかし、例えば「オタクって怖いよね」とか自分に理解できない、理解するつもりのない趣味を持つ人を異端視する人も、他の人から見たら変わった趣味を持っているかもしれません。

 私には、否定をするつもりはありませんけれど、未だ女性が化粧をすることが不思議でたまりませんし、化粧で化けた顔を重要視する男性の気持ちも不思議です。自動車のオーディオにむやみにお金をかける人の気持も理解できませんし、ましてや、ヘッドレストの裏、バックミラー、サンバイザーなどにモニタを内蔵させて、後続車にテレビを見せているとしか思えない装備をする人の気持も理解できませんし、数十年前のデコトラのようにバイクに光物を付けている人たちの気持ちも全く理解できません。でも、当事者にしてみれば、「この高尚な趣味を分からない奴は阿呆だから相手にしねーよ」と言う事なのかもしれません。同様に、冬山だって、趣味じゃない人にはなんの魅力もないけれど、趣味の人には何物にも代え難い感動があるからそんな危険を犯してまで登るのでしょう。

 さて、あまりにも当然のことですが、危険を承知で山に登るのですから、その危険は「個人の責任」で対応しなければなりません。遭難したらそれは誰の責任ではなく、その人個人の責任でしかないのです。それなのにメンバーの中に有名人がいたら、それだけで「責任をどうとるつもりなのか」とか、頓珍漢で無責任な言葉を掛ける記者が必ずいるんですよね。

 幸いなことに、今回は大きなお祭り騒ぎにはなっていないようですね。元F1レーサーと言っても、F1レース自体がそこまでメジャーではないということが吉となったということでしょうか。

 例え、責任は個人にあると言う事を理解していても、他の人からそう言われても、はたまた遺族から「大好きな先輩と一緒で良かったと思う」と言われたとしても、やはりひとり生き残った本人は、気持の整理がつかないものなのだろうと思います。結果、片山さんはしばらく行動を自粛すると決められたそうです。

 犯罪を犯したわけではなく、自己責任の上であるとはいえ遭難してしまいましたが、当事者も被害者であるわけですから、どうか面白おかしくニュースにするという姿勢だけはなしにして欲しいものだなと強く思う次第。遭難した状況を知りたいというのは野次馬根性で、当人には傷に塩を刷り込む行為でしょ。有名人だからインタビューに答える義務があるというのは違うと思いますよ。


続・twitterの事

 「続」と書きましたけれど、前回(昨日)はタイトルが違いますわね。また、内容も前回とは違うので、わざわざ「続」なんてつけることはなかったのですが、タイトルを考えるのがめんどくさかったのでごめんなさい。

 昨日は、twitterの効用について書きましたけれど、今日は短く弊害(?)を書きます。

 一番の弊害は、私も利用させていただいている「テキスト庵」の見出しにtwitter関連の単語が目立ち始めたこと。まぁ、私も昨日、今日とtwitterのことを書いているので、人様のことは言えないのですけれど…先日のテキスト庵10周年イベントと重なって、結構その2つの話題で独占された感がありました。

 まぁ、それが良いとか悪いとかではなく、単に「多いなぁ」と思っただけなんですけれどね。昨日も書きましたように、ある路線では140字で完結出来る文章も理想です。しかし、それでは表わしきれないけれど美しい文章というのもあるわけですから、140字制限はtwitterにまかせて、テキスト庵はそれ以外と切り分けられたら良いのになぁと思う次第。

 いや、人様に押し付けるつもりは全くありません。自分はそうありたいと思うと言う事です。


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