The Green Hills of Earth
今日は、一日映画三昧の日でした。10時半から18時過ぎまで3本の映画を見ましたよ。
日本空港は、来年3月で静岡空港に発着する札幌、福岡の2路線を廃止すると(一方的に)発表しました。そして、静岡県知事は、今年6月の開港以来10月まで1度も搭乗率が70%を上回らなかった福岡路線に対して、本来なら下回った分を県が保証しなくてはならない約束があったのですが、一方的に撤退する事は信義違反にあたるとして搭乗率保証の撤廃を申し入れたそうです。 「せっかく空港を作ったのですから、日本航空さん路線を設定してちょうだい。きちんと計画して作ったんだから、搭乗客は見込めますよ。もし、来年3月までの累計搭乗率が70%を下回ったら、1%につき約2800万円をお支払いしまっせ」と言う約束があってJALはいやいや、半ば無理矢理路線を引かされたのですが、経営悪化もあり、不採算路線の整理と言うことで、静岡空港は真っ先に槍玉に上がり、来年3月で早々に撤退すると言う事になったのですが、「勝手に撤退するなら、今までの約束も反故にしてやる」と静岡知事から申し入れられたと言うことのようです。 「オラがところにも空港さつくれ」と言うわがままをいったのは誰だったんでしょう。そんな中途半端な場所に空港を作って本当に儲けが見込めたんでしょうか。誰が利用すると言うのでしょう。 まずは、こんな空港に無理矢理路線を引かせた責任は静岡県にもあるんじゃないでしょうか。問題はまずそこから考えなければならないと思います。こういう無用な空港を税金も使って作った静岡県(や茨城県)はその税金を県民で負担して欲しいものです。国税負担分は返してちょうだい。あんた達が選んだ知事が好き勝手やったんだからあんた達だけで責任をとるのが礼儀ってもんでしょと言いたいですわね。 そして、売れない物を無理やり売りつけておいて、不採算だからもう売りませんという事と、売れない分は補償すると言う約束は別物でしょ。払う約束をしたものは払うべきです。もし、来年3月までに福岡路線が廃止とかになるなら別ですが、約束の期間は全うするんですから、約束は有効でしょ。と私は思うのですが、非常識な考えですかね? 日航、静岡空港から撤退 来年3月末、福岡・札幌線廃止(asahi.com) 2009年12月17日20時21分 経営再建中の日本航空は17日、静岡空港に発着する福岡、札幌の2路線を来年3月末で廃止し、同空港から撤退すると発表した。福岡便は、静岡県を拠点にする航空会社フジドリームエアラインズが4月から引き継ぐ準備を進めている。 日航は今年6月の空港開港時から福岡便を1日3便、札幌便を1日1便運航。福岡便は搭乗率が70%を下回った場合、静岡県が日航に「搭乗率保証」を支払う対象だが、就航から10月まで、月平均では一度も70%を上回らなかった。だが、川勝平太・静岡県知事は同日、「一方的な運休の通知だ」として保証金を支払わない考えを表明した。 日航は経営再建の一環で赤字路線の撤退を進めており、2009年4月以降の国内線廃止は今回を含め20路線、空港撤退は松本、神戸など4空港となった。 静岡空港:県とJAL、火花 川勝知事、撤退の福岡便への運航支援金支払いを拒否(毎日jp) 静岡県の川勝平太知事は17日、東京都内の日本航空(JAL)本社で西松遥社長と会談し、JALが10年度に静岡空港から撤退する福岡便について、運航支援金の支払いを拒否する文書を手渡した。運航支援金は搭乗率が70%を下回った場合、県がJALに支払うことになっている。 県は「一方的に撤退を通知しながら支払いを求めることは民法上の信義則違反に当たる」。JAL側は「搭乗率保証制度の契約上の努力義務は怠っていない」として真っ向から対立している。 川勝知事は会談後、「福岡線運行支援に係る覚書」などに「特段の事情があった場合に見直す」と明記されていると説明。西松社長に対し「一方的に撤退するのは信義違反」として、搭乗率保証の撤廃を申し入れたことを明らかにした。西松社長は「撤廃できない」と答えたという。 県によると、福岡便の搭乗率は15日現在64・5%。現状では、来年3月までの累計の搭乗率が70%を1%下回るごとに約2800万円をJALに支払う。川勝知事は7月の知事選で搭乗率保証の撤廃を公約に掲げていた。【松久英子】 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |