The Green Hills of Earth
昨日の雑文を読み返したら、あまりにも誤字が多いので辟易としてしまい、今誤字を見つけた分は直すと共に、加筆修正しました。
国内線各社で、機内に持ち込める手荷物が縦×横×高さの合計が115cm以内に統一され、それを厳格に守るようにするとの事です。 このニュースを見た音楽関係者(演奏家)は、楽器に対して配慮して欲しいと言っているのですが、航空会社は「厳格に対処し、例外は認めない」と言う態度のようです。 こうなった背景には、キャスター付きのカバンの普及と、ネットなどを利用してカウンタを経由せずに搭乗手続きが出来る仕組みがあるようで、本来機内に持ち込みサイズより大きいカバンを手荷物として預けず持ち込んだ結果、棚に収まらず出発時間が遅れると言うトラブルが、2008年度1年間で5,000件、約316時間の遅れを生じた会社もあるとの事。 キャスターがついていると大量の荷物も軽く動かせて便利な反面、自分が持っている荷物の大きさに気付かないと言うこともありそうですね。機内の棚に収まらないなんて、多分これらの人だけじゃなく、結構多くの人は荷物の大きさを気にしていない(規制がある事(自分に規制が適用される事)を意識していない)のかも知れません。 楽器でも大きなものは最初からある程度あきらめがついて居るものなのかも知れませんが、ちょっとの差で手荷物に出来ない場合は「本当どうにかしてくれ」と思うでしょうね。ストラディ・バリウスだのニコロ・アマティだのと何千万、何億もするようなものを肌身から離して人に預けるなんて冗談じゃねーやと言う気持ちは分かる気がします。 しかし、最近の若者…だけじゃなく、最近のお年寄りも含めて、精神的に未熟な人が多いから、楽器だけが優遇される現場を見たら、怒り狂って「なんであの荷物が良くて私のが駄目なんだ。不公平だー」って騒ぐ人も多く出てくると思います。私は、そういう差別はあって良いと思います。例えば、どこかの楽団に在籍していると証明できるなら楽器を手荷物扱いにするとか、そういう例外があって良いはず。 それよりも、観光地からの帰りに自分のカバンだけでもサイズを超えているのに、お土産の手提げ袋をいくつも持ち込む人達などをもっと厳密に取り締まって欲しいものです。団体さんが優先して搭乗案内され、後から自分の席に行くと、自分の上の棚の上まで前後の席で騒いでいる団体客の手荷物で占領されていたりした時は、それらの荷物を全部放り投げて暴れたくなっちゃいますからね。 音楽家の楽器持ち込みを見て「不公平だ」と騒ぐのではなく、一般客が機内に持ち込める荷物の量を公平にすべきでしょう。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |