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2009年11月28日(土) 映画やスタッドレスタイヤ / 挟み込み防止機能

 今日はユナイテッドシネマ南古谷で特別上映(川越にあった名画座、シアターホームランの名を冠して)される「いつでも夢を」を見てきました。

 感想は映画評の方に書きました(というほどの表も書いていないけど)。いやー、吉永小百合さんは本当、どの時代を見ても美しいですね。ほれぼれしちゃいます。

 隣接するホームセンターを眺めてみたら、今まで探していた台所用品が見つかりました。お玉などを掛けるフックなのですが、取り付けが吸盤やネジ止めではなく、粘着テープによるものなのです。以前の住処ではこれを3つ使っていたのですが、1つが引越しの際に壊れてしまい、新居に越してからは、2世帯の台所用品が合体したため、つり下げるものが増えてごちゃごちゃになったのでもう少し増やそうと買ってきたのですが、家でそれをつけようとしたら「いらない」と拒否されちゃいました。1つのフックに複数のお玉とかが掛かっているのは、個人的にはとっても嫌なのです。使いにくいですからね。でも野次馬先の意見は「重なっているのは普段使わないものだから、下のものを使うときは隣に掛けて取ればいい」のだそうです。私はそういうのは駄目だわ。特にあく取りなど金網を装備するものは場所を決めて保護してやらないと、その金属部分で壁を傷めたりしますしね。でも、よくよく考えてみると、例えばシンクの水栓を使用後にきれいに拭いているのは私くらいで、野次馬先はそういう事は一切気にしないようです。「放っておくと水垢がこびりついてシミになり、数年後に見にくくなるから、その都度カルクでも拭いた方が良いですよ」と言っても駄目。私は使い勝手を考えたらもっと吊す場所を増やして、例えば引き出しの置くに眠っているピーラーなどを表に出したいし、計量スプーンもそれにつりたい。でも、あちらの家族が「いらない」と言うならムリはしません。自分が台所に立つ機会は少ないですからね。私の意見を通しても仕方ないですもん。

 話は少し前後しますが、その買い物をした後、帰宅する前に、ホンダのディーラーに立ち寄りました。

 用件は2つ。1つはオートライトのセンサー感度を上げる事。インサイトにはオートライトの機能がついて居ます。ライトスイッチをAUTOの位置にしておくと、センサーが明かりを検知し、暗くなったら勝手にライトをつける機能ですが、私はライトが早めに点灯するのが好きなんです。中には真夜中なのに(町中で明るいから気付かないだけかも知れませんが)無灯火で走る人もいますし、夕闇の中、暗闇の中でもヘッドライトがついているのは格好悪いとでも言いたげに、霧も出ていないのにフォグランプを得意気に付ける阿呆というか間抜けもそこら辺中に見受けられます。

 でも、シルバーや白系の自動車の色は夕闇に溶け込みやすく、更に後続車というものは、窓ガラスとバックミラーを経由してみると透過率の関係でフロントガラスを通して直接目で見るより見えにくくなります。その相乗効果で自分から前の車ははっきり見えていても、前の車の運転手に自分の車が同じように見えているとは限らないのです。

 ヘッドライトをポジションランプと併用しているタイプは別ですが、ポジションランプが点灯していても大差はありません。ですから、私はヘッドライトを早めに点滅させて、前を走る車に自分の存在をアピールしているのです。しかし、そのライトのつき方が、AUTOにしておくとかなり遅いのです。私には「もう暗闇に近い」と思う頃になってようやく点灯するんです。ですから、そのセンサー感度を少し上げて(下げて?)、もう少し明るい内から点灯し始めるように調整して貰ったんです。昔はセンサーのボリュームをドライバで回して調整していたものですが、今時はそういう機能は全てコンピュータで管理されていて、ピットでパソコンを繋いで、その画面に表示されたメニューから調整するんだそうです…凄いものですね。

 ライトの調整はすぐに終わりました。もう1つの課題はスタッドレスタイヤを買おうかどうしようかという話でした。近くのカー用品店に行ったら、ブリヂストンの旧タイプのスタッドレスがアルミホイル、工賃込みで77,000円。最新タイプが89,000円。他社なら7万円台前半です。うちは庭がないに等しいので、出来るなら使っていないタイヤを預かってくれるのが理想。そのカー用品店は月2,000円で預かってくれるそうです。翻ってディーラーは、ブリヂストンの旧タイプが90,000円、伸タイプが95,000円、他社は7万円台中盤。タイヤは月1,000円で預かってくれます。タイヤは平均して3シーズン持つとして、預かる料金は36ヶ月で36,000円カー用品店が高くなりますので、それを代金に充てると、ディーラーで買った方が安くなると言う事になります。しかし、問題は絶対値としての金額。いくらカー用品店より安いとしても、10万円という金額を簡単に捻出して良いのかと言う問題です。

 もし、私の住むところが雪国で、生活の手段としてスタッドレスタイヤが必須だったり、仕事に車を使うのでスタッドレスが必須だとしたら迷う事はありません、買えば良いんです。でも、今は幸か不幸か分かりませんが、車を仕事に使う事はありませんし、生活必需品でもありません。「京都に旅行するときあったら便利だね」「思い立ったとき、思ったところにいけなくなるかも知れないね」という程度なんです。しかし、もし冬に京都へ行こうとすると、夜行バスの手配をして、今までの経験だと閑散期と言える時期に片道6,000円位掛けて行く。あと、冬の間は関東から出ない。それで問題がなければスタッドレスタイヤなんて買う必要はありません。それで良いのかな。勿体なくないかな…色々考えちゃいます。

 結果、タイヤの購入は見合わせました。カー用品屋さんは今回提示した金額は今月いっぱいで、来月からはもっと高くなると言いますが、ディーラーはこの値段は変わらないと言うことなので、あと1ヶ月か2ヶ月このままでやってみて、不便を感じたら買おうと言う事に落ち着きました。多分2ヶ月先にはスタッドレスタイヤを買う金は残っていないでしょうから、買うのは来シーズンになる可能性大ですが…


挟み込み防止機能

 asahi.comの記事を読んでびっくりしました。私は車のパワーウィンドが異物を挟んだ時、元に戻る機能っていうのは、今時全車、全窓に標準装備しているものと思って居たのですが、実際には全窓装備というのは殆どなく、更に装備しているそれも、女性の力では抑えられないものも多かったそうです。

 そんな実験結果が出たのは、パワーウィンドによる子供の指が切断される事故が続発していると言う事が原因だと言う事みたいです。

 私が乗っていたMPVは後ろの席の窓でも機能がついていたと記憶しています。多少痛いとは思いましたが、抵抗がきつくなれば開くようになっていました。「本当にそんな機能ついているの?」と実験したので覚えています。

 マツダという会社は、どちらかというと実直な会社で、こういうところには手を抜かない(から、ATの不具合を放置するのはなぜ?と不思議に思っているんですけれどね。多分、それの対応をしようとすると、マツダが破産してしまう位の規模なので、問題にならないなら放っておこうと言う事じゃないのかなと勘ぐっていますが)というイメージです。だからこんなところに金を掛けて糞真面目に全部の窓に採用しちゃっているのでしょう。商売上手なトヨタとかは、そんな装備は「ついています」と言える最小限だけつけて、後は知らんぷりってしていたんじゃないかなと想像します。←マツダに該当車種が無かったと言って居る訳じゃありません。たまたま私が乗っていたMPVはついていたと言うだけですからね。私は詳細について、どの車が候補だったのか、どの車がどんな結果だったのかはしりません。

 挟み込み防止機能を「運転席の窓のみ装備」している車もあったそうです。挟み込み防止機能って、私の考えでは子供が誤って首や手を挟んでけがをする事を防止するためにある機能ではないかと思います。で、子供が運転席に座る事は基本的にないでしょ。それなのに運転席にのみ装備しているって、この挟み込み防止機能を一体何のために使おうとしているんでしょう。まぁ、運転者が高速道路などでチケットをとった時、腕が挟まれたなどの危険防止とか理由は付けられるでしょうけれど、運転席には必要性が薄いように思います。

多分、「ついている」と言うためだけに、1席だけ特別扱いできる運転席に(後ろの席につけると左右2カ所必要になりますが、前席なら運転席だけと言う扱いがまかり通る)取付けたと言う事なのでしょうね。要は、本当にそれが必要なのかは別問題で、「兎に角、カタログスペックさえ満たされたら、実用なんかどうでも良いんだ」と言う事なのでしょう。

 先日も書きましたけれど、サイドビームは基準が厳しくなった外国に輸出するものだけ付けて、問題が噴出していない日本では無視。テレビ番組で明らかにされ慌てて標準装備しつつ「我が社は安全に力を入れている」と宣伝。アメリカで危険だと問題になって、リコールを届け出る羽目になったけど、日本では問題になっていないからパス…そんな感じで売上優先、安全は蔑ろというスタンスは、全く変わっていないようです。何年か前に三菱がリコールをひた隠しに隠して、その体質を問われましたが、結局は自動車メーカー全体がそんな風潮を是としていると言うことなんでしょうかね。特に世界一企業にと言っていたトヨタと言う企業の薄っぺらさが腹立たしく思えてなりません。

 トヨタとメルセデスを比較することって、正に成金と本当の金持ち、見栄っ張りの貧乏人と貴族の比較という感じがします。一生懸命金箔貼って体面を取り繕って金持ちに見せようとするけれど、実際には中身が何にもない(売れればどんな車でも良いや)トヨタと、今どれだけ金があるかは分からないけど、持っているものが全て本物(車はこうあるべきと言う思想を貫いている)のメルセデスと言う感じがします。

 別に相手がメルセデスでなくて、BMW等としても変わりません。要は、トヨタというメーカーに対しては、流行を敏感に感じ取って売れそうな車を作る能力はあるけれど、時代を自分がつくって行くと言う理念や、安全を率先して追求する企業というスタンスを感じられないのです。そういう事についてはホンダの方が上手ではないでしょうか。LEXUS等見てくれ等がちょっと良いだけの高級そうに見える車を安く売ってシェアは伸ばしたけれど、結局のところその薄っぺらさからバッシングされているというのが実情ではないでしょうかね。もう少し思想を持って、自分がトップ企業として何をしなければならないかをきちんと見据えた商売をして欲しいものです。


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