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2009年10月21日(水) タバコ増税は近いのか…

民主党の菅副総理がタバコ増税について考えを述べたそうです。

菅副総理 たばこ税は「欧米並みに」(2009.10.20 12:56)
 菅直人副総理・国家戦略担当相は20日午前の閣議後会見で、税制の見直しを検討しているたばこ税について「健康のためにも欧米並みにしていいかと個人的な見解は持っている」と述べ、税率を引き上げることが望ましいとの考えを示した。

 また、菅副総理・国家戦略担当相は、たばこ産業の観点からもたばこ税の見直しが必要になるとの見方を示した。政府税制調査会(会長・藤井裕久財務相)は、たばこ税は平成23年度以降の見直しとなる方向で議論が進んでいる。

欧米並みというのが、どれ位の金額をさして言っているのか分かりませんが、「健康のため」を思うなら、箱に「健康を害する危険性があるから吸い過ぎに注意」と書いたり、増税をして吸う人を減らそう等と中途半端なことをせず、「タバコは今日から大麻と同じ麻薬です」としてしまえば良いんじゃないの。

私もタバコが値上げされる度に「タバコが1箱○□円になったらやめる」と常に今回値上げされた金額より少し上の値段を言って居たように思います。実際の私はその値段になる前にやめることができましたが、当時、私が愛飲したハイライトが120円から150円に値上がりした時、多分、世間一般で一番人気のあったマイルドセブンなどは180円になったはず。そして多くの人が「300円になったらやめる。迷わずやめる」と言い切っていました。で、今はいくらなんでしょう。まだ300円には達していないと思いますが、かなりそれに近い値段になっているんでしょ。では、その当時「300円になったらやめる」と言っていた人は、本当に300円を超えたらやめるでしょうか。多分、答えは「No」で、今頃は「500円になったらやめる」とか「1000円になったらやめる」と言っているんじゃないでしょうか。そしてその値段になってきたら、更に高い目標金額が口を出るのでしょう。

まぁ、政府はタバコを麻薬指定して日本から追放することが目的なのではなく、どの値段にしたら税収が一番上げられるかが問題なのでしょうから、あまりタバコ人口が減らず、文句を言いつつも買う人が見込めるぎりぎりの価格を設定しようと躍起になっているのでしょう。

その当時人気だったマイルドセブンよりニコチン、タールの量が4倍以上というタバコ(ハイライトや缶ピースや手巻きタバコ)を愛飲していた私としては、当時でさえ「そんな空気みたいなものに金を払う気が知れない」「だったらやめちゃったらいいじゃん。そして政府が慌てふためく様をニヤニヤ見るのは滑稽で良いと思うよ」と思うのですが、如何なものでしょうね。

今でも「俺はタバコがいくらになっても吸い続けるよ。好きで吸っているんだからね」と言う人がいます。嗜好品である限りは、それはその人達の権利です。でも、いくらになったら値を上げるのか、興味深い事でもあります。ま、先にも書きましたように、政府は禁煙国を作ろうとしている訳ではなく、税収のことを第一に考えていますから、このような熱烈なタバコファンが離れないよう、徐々に値上げを繰り返していくのだと思いますけれどね。

タバコが1箱1000円とかになると、闇タバコが出回ったりするんでしょうか…

しかし安いタバコの代表であるゴールデンバット等は結構ニコチン・タール量が多いですし、わかばなど両切りでフィルタのついて居ないタバコもあります。一番簡単に海外から個人でもって来られそうなのは手巻きタバコでしょうけれど、これも今人気のある軽いタバコを吸う人には耐えられないきつさでしょう。ま、需要があればどこから供給は生まれるものと思いますが、麻薬と違って取り締まる訳にも行かないけど、これが普及すると税収が落ち込んでしまう訳で、果たしてその辺りがどうなるのかも興味深いところです。


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