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2009年07月25日(土) 冷凍バナナ

(記憶が正しければ)小学1年生の時、給食で食べた冷凍バナナを食べたいんです。

脱脂粉乳や鯨の肉が普通に給食で今日されていた時代、個包装された冷凍バナナはとても先進的な食べ物に見えましたし、まぁ遙か昔の記憶だから美化されているというのもありましょうけれど、とてもおいしかったんです。

20年位前、毎週のようにキャンプに出かけていた時は、その度に薪を集めて気が済むまでたき火をしていました。零下20度近い季節、地面が凍り付き、ダイヤモンドダストがきらきら光る中でも、真夏のうだるような暑さの中でも、決まって夕方になる頃には薪となる枯れ枝を集め、明るいうちに料理の下ごしらえを済ませ、ゆっくりたき火を使いながら料理をしつつ、アルコールを飲んで、友達が居ればどんちゃん騒ぎ(他には誰もいない秘密の場所だったので)、誰もいない時や仲間が酔って寝静まった後などは、たき火の火を眺めつつ時間を過ごしたものでした。そんな中で、人気があったのが、マシュマロとバナナ。

マシュマロを細長い木の枝にさしてたき火にかざして、溶ける直前まで炙って口に放り込むのがとてもうまいんです。加熱が足りないと固いままだし、加熱しすぎると溶けて落ちてしまいます。また火に近すぎると焦げてしまったりね。兎に角その微妙な火加減が成功した時の達成感と言ったら、快感以外の何物でもありません。それと、バナナの皮を一枚むいて(湾曲した内側の皮が最適)、バナナの実だけを3cm位の間隔で切って、1つおきに取り出して食べちゃいます。その空いた場所にチョコやマシュマロを突っ込んで、むいた皮を元に戻して蓋をして、それをたき火の熾(おき)の上に載せるんです。頃合いを見て取り出すと、チョコとマシュマロが溶けてとてもおいしいデザートとなるのです。

そういう火を使ったバナナ料理はいくつかレパートリーにあるのですけれど、冷凍バナナはなぜか「食べたい」とは思っても、「作ろう」とはならなかったのです。

でも、今回は違います。「冷凍バナナ、食いてー」という気持ち満々です。

てな訳で、バナナを一本ちぎって冷凍庫へ放り込みました。何でこんな簡単なことを今までしなかったんでしょ。アホみたいです。

頃合いを見計らって冷凍庫から取り出しました。結果、今回は半分失敗です。何がって、今回は房から1本ちぎってそのまま冷凍庫へ放り込んだのですが、バナナの皮もそのまま凍ってしまったんです。で、それを向いている間にバナナの実も溶けてきてベトベトです。もしかして冷凍している時間が短すぎたのかも知れませんが、兎に角これじゃ食べにくくて仕方ありません。

正解は、「冷凍庫に放り込む前に皮をむいて、ラップに包んで冷凍庫へ放り込む」でしょうね。ま、何事も失敗をして、成功に近づけるんです。次回はこの方法で試してみましょう。

久しぶりの冷凍バナナ、とてもおいしかったです。


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