The Green Hills of Earth
2009年07月23日(木) |
やっちまったなぁ(ジャパネットたかた) / 金田 伊功さんの訃報 |
今までにも、テレビ通販というのは結構胡散臭いものもありました。
型遅れのパソコンやデジカメをあたかも最新型であるかのように宣伝して売り抜けるようなものをいくつも見てきました。まぁそれと比べても「今回も同じことだよ」と言われたらそうなのかもしれません。でも、今回のはちょっとひどいなぁと思ったのです。
何がというと、ジャパネットたかたの通販、今回(フジテレビで15:55頃から放送したもの)は、ネットブックが対象商品で、確かに主な性能は表記しています。でも、素人にその性能がどれほどのものかわかるでしょうか。少なくともその番組でモデルとなっている老齢の方ではほとんどわかる人はいないでしょ。それなのに、ネットブックは通常のパソコンと同じように使えると言ったり、更に悪いことには、値段が14,800円。それはいいのですが、それはイーモバイルとセットで、イーモバイルと2年契約をしたらという条件がつきます。
それを知っている人にはわかることですが、たとえばヨドバシなどでもイーモバイルを同時契約したら4万円引きなんてざらにやっていることです。確かにジャパネットたかたで買うほうヨドバシなどで買うより安いようですが、「パソコンの値段が59,800円、イーモバイルの端末が36,980円。合計96,780円を14,800円で売る」と言っているところが「ひどいものだ」「老人を食い物にする会社だな」と思えてしまうのです。きちんと、「イーモバイルに入ることで通常4万円引きだけれど、弊社では4万5千円引きで、更にウィルス駆除ソフトもつけで売る」といえばいいのにね。
ついでに言えば、家にインターネット環境があろうとイーモバイル契約は必須であるともっとわかりやすく説明するべきなのではないでしょうか。更にイーモバイルとの契約が2年必須であるため、その間に最低でも2,900円×24=69,600円がイーモバイルの通信料に「たとえ使わなくても」支払わなければならないということもです。
まったく知識の無い人にも魅力があるように見せて売りつけるのがテレビ通販であり、それは確かにある意味魅力のある部分でもありますが、相手の無知を利用してだます商売はいただけません。こういう業界への規制があるかどうかではなく、大手の企業は自主的に最低限+αのモラルを作るべきじゃないかと強く思った次第です。
だいたい、なんでノートパソコンじゃなく「ネットブック」なのかをもっと前面できちんと説明してからお買いいただくのが企業としての務めじゃねーのかよ!と言いたい訳ですよ。
前々から胡散臭いとは思っていましたが、今回の件でこの会社だけは利用するのはやめよう。自分の周囲の人にもそう吹聴しようと心に決めた一件でした。
金田 伊功さんが心筋梗塞で無くなったそうです。
もう、アニメを積極的に見なくなって久しい私ですが、このニュースを知ってショックでした。
たまたま友人に今で言うアニヲタの人がそれなりにいた事で、その辺りの情報をあれこれ得ていたのですが、例え名前は知らなくとも、例えば「宇宙戦艦ヤマト」でのブラックタイガーの戦闘シーンだとか、ザンボット3やダイターン3での他社と明らかに質の違う戦闘シーン、うる星やつらの面堂登場の回などの1コマでの遊びに溢れたコマ回しなど、兎に角、金田さんが居たからこそ、日本のアニメがこれだけ盛り上がってきたんじゃないかと思えるのです。
うん、少なくとも私や私の友人がアニメを見る時は、何より作画が誰なのかを一番気にして居ましたね。「スタジオZなら見る。それ以外なら見れたら見ればいいや」そんな感じでした。
私がアニメを楽しんで見る一番の原点となったのは、東映アニメであり、大雑把に言えば宮崎駿さんやその師匠のおかげである訳です。そして、その後、アニメで「こんな事も出来るのか!」とショックを与えられたのが、いわゆる「金田パース」であり、「金田びかり」と言うものだった訳です。
その金田さんが亡くなったとはねぇ…享年57歳。あまりにも早い死だと残念でなりません。
今日は、先日預かった「うる星やつら」のLD BOXから、いくつか抜粋して見ていようかな…氏のご冥福を祈ります。
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