The Green Hills of Earth
昨夜は、なんでかぐっすり眠ってしまいました。
梅干し漬け…本来は昨夜のうちに終えておくべき作業が全然終わっていない。という事で目が覚めた朝4時から次の作業、梅干しの水気を取って、ヘタをくり抜く作業に入りました。水に十分つけた梅は柔らかくなっていますので、竹串でちょっとつつくだけでヘタが取れます。後は酒で湿り気を与え、塩をまぶして甕に入れていきます。
今回は酒の用意を忘れました。で、あり合わせの酒を使うしかなかったのですが、うちの在庫というと、波照間酒造所の泡盛「泡波」か奄美酒類株式会社の黒糖焼酎「奄美 AGEING」しかないのです。まぁ、酒飲みじゃないので贅沢にと、今回は「奄美 AGEING」を使ってみることに。このお酒を使うと、黒糖っぽい匂いが充満しますね。できあがりがどんな風になるのか楽しみです。
さて、後は落とし蓋をして、重しを載せて、今回の作業は完了と思ったのですが、なんと(今まで確認していなかったのもアホなのですが)、落とし蓋は他の漬け物に使っていて出払っているし、準備した重石も微妙に甕の口より大きくて中に入りませんよ。アンビリーバボーです。
仕方がないので、近くのホームセンターの開店に合わせて行ってきましたとも。そして、やっぱり何か憑いている?と思わせる出来事が…私が先日このために買ったのは、久松の丸壷蓋付2号というタイプ。試してみると落とし蓋16cmも微妙に入りません。店の人に聞くと、やはり漬ける場合は丸壷ではなく切立の方が良いのだとか。確かに切立2号なら16cmの落とし蓋がぴったりですし、うちの重石もそのまま使えます。という事で、落とし蓋と切立2号を買って帰ろうとしたら、店の奥であれこれ調べているうちに、さっきまであった落とし蓋16cmが全部無くなっています。ほんの5分くらいの間に誰が何のために持って行ったんだ。嫌がらせ?とか思ってしまいますよね。あれこれ悩まずに、最初からそう判断すれば良かったじゃんと悔やんでも遅い。
どーしよーと途方に暮れていたら、先ほどまで相手をしてくれた店の人がたまたま近くに来て「どうされました?」と聞いてくれました。そこで事情を話すと、店の奥に引っ込んだその店員は、金の落とし蓋と銀の落とし蓋をもって「おまえが落とした落とし蓋はこの金の落とし蓋か、それとも銀の落とし蓋か?」と聞いてきたので、正直者の私は「いいえ、私が落としたのは普通の落とし蓋です」と答えたのですが、神様は「嘘つきめ。おまえは何も落としていないではないか」とたいそうお怒りになりましたとさ…というオヤジギャグにもならないバカ話は兎も角、店の奥から唯一残っていた在庫を探してきてくれました。結果としては、とても嬉しいこと、運の良いことになりましたけれど、なんでいざという時に、こんなグッドタイミングで邪魔が入るのか、それも殆ど毎回のように…その運の良さに、誰かこの運命を変わってくれないかと真剣に思うこの頃です。
さて、そんな事がありましたが、帰宅後は早速甕と落とし蓋、そして重石ももう一度きれいに洗って、「奄美 AGEING」を霧吹きで吹いて消毒。いやー贅沢気分です。4時間くらい梅に塩をまぶしたまま甕に置いていたのですが、それだけでも結構な水が出てきますね。最初に甕の底に塩を引き、その上に梅を置いて、塩をまぶして…と繰り返すのが基本ですが(今回は梅をしめらせて、塩をまぶすというやり方にしてみましたが)、甕から甕へ梅を移すと言う事は、天地が逆になると言う事で大丈夫かなと思って居たのですけれど、既にこれだけの水が出ているのですから、あまり塩の配置は気にしなくて良いかなと言う気になりました。間違っているでしょうかね。
兎に角、後は5日間くらいこのまま重石をして放っておきますので、その時に何か困ったことになっていなければ「結果オーライ」と言う事で良しとしましょう。
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