The Green Hills of Earth
2009年04月12日(日) |
八重山旅行4日目(石垣〜与那国) |
昨日の酒が妙に効いて、ホテルに帰って朝まで爆睡。
朝、軽くシャワーを浴びてゆっくり目に朝食をとりに1階へ…飛行機の時間が遅いのでのんびりするしかないんです。
朝食はどこにでもある普通のバイキング…と言いたいのですが、なんというのか、ここのは変です。おかずがひじきと、大根やこんにゃくを煮たものの2種類がメインディッシュで、あとはポテトサラダと野菜サラダにのり玉をまぶしたおにぎりとパン。パンは6種類くらいあるのですが、そのどれもが製造から4〜5日は経過しているようなパサパサしたもので「どこかで賞味期限が切れたものを払い下げてきたものじゃないの?」と疑いたくなるようなものなんです。トーストしなければ食べられたものではありません。野菜サラダもどうしたら野菜を切るだけでこんなにまずいものができる?と言う感じです。最初はパンを主食にバイキングらしく皿に盛ってきたのですが、あまりのまずさに申し訳ないけどそれらは残して、おにぎりとポテトサラダのみでおなかを満たしました。
10時発のJTA機で与那国島へ出発。飛行時間25分の旅です。天気は快晴とはいえませんでしたが、それでも上空から石垣島、西表島、鳩間島などを眺められました。沖縄から石垣への航路では見ることが出来ませんから貴重な体験だったと言っておきましょう。やはり空から見る八重山諸島はとてもきれいですね。
与那国についてレンタカー屋でオートバイを受け取りました。バイクはホンダのスクーター「フォルツァ」初代の黄色限定カラーだそうで、黄色星人の私にはうれしい限りです。
しかし、走り始めてみると、ちょっとアクセルが重いと言うかレスポンスが悪いかなと言う感じです。ま、大きなスクーターに乗るのは初めてなので、これはこんな物かも知れないと思いつつ、店から3キロほど走った島の東端にある風力発電の風車付近で止まって写真撮影をして、さぁ出発と思ったらエンジンがかかりません。スクーターだからブレーキを握らなければエンジンはかからないとか、サイドスタンドが出ているとエンジンがかからないとかいろいろなおまじないがあると言う話を聞いていましたので、あれこれ試してみたのですがどれもだめ。ホーンを鳴らしてみたら「ポペ」となろうと努力はしているのですが、すぐに息絶えるのでこれは間違いないだろうとお店に電話して「バッテリ上がっているよ」と連絡。
代車を受け取るまでに撮影していた島東端の風景(写っている女性は偶然居合わせた人達です)
代車としてホンダのSL230を受け取り出発。
こちらもブレーキオイルはLowerレベルまで減っていてかなり汚れているし、クラッチも滑っているのかアクセルを開けていくと突然エンジンが空回りを始めます。クラッチワイヤーも伸びきっているし、ハンドルを右に大きく切るとアクセルワイヤーが引っ張られてエンジンが止まっちゃうし…まぁ手間がかかるバイクでしたが、私が10…いや20年くらいに前に買った初代のホンダXL-R250Bajaは、キャブレターがお茶目でアクセルを勢いよく開けるとエンジンが止まるとか、急坂を降りようとするとエンジンが止まるとか、とても元気の良いいたずらっ子でしたので、それに比べたらこんなのはいたずらのうちに入りませんよってな感じでだましながら走りを楽しみました。返すときに症状を伝えて整備しておいてねとお願いしましたので、それが実現されることを祈ります。
でも、本当バイクに触ることがほぼ10年ぶりだったのですが、体は覚えているものですね。クラッチが不調だったので結構ギクシャクはしましたけれど、それでも、普通に乗り回せたのは自分でもびっくりでした。でも…Bajaに比べたら格段にシート高が低いSL230でさえ、またごうとするときに足がつりそうになる自分に悲しくなったのも事実ですが…
風車付近から島を時計回りに1周します。店でもらった簡単ガイド付き地図では、途中で人面岩とかDr.コトーの診療所とかあれこれあるはずなのですが、どれも(見つけられずに)素通りして、いつの間にか西端の町久部良(くぶら)についてしまいました。まぁ1周27kmと言われていたので、そんなに大きくはないのはわかっていましたが、やはり「え!」と言う小ささですね。あいていた居酒屋さんで昼食をとってすぐに先に進みかけましたが、天気がいつまで持つかわからないし、やれる時にやれる事をというのがこういう時の基本ですから、戻って最西端の碑のある灯台へ行って景色を堪能しました。まぁ雲が出ていたので最初から結果は分かっていましたけれど、残念ながら台湾は見えませんでした。
そこから島の北側を回って風車に戻るまで30分くらいだったでしょうか。撮影などしなければそんなものでしょうかね。この後は、島の内側の道を適当に走って東側の山の上にあるNTTの電話中継アンテナの下まで行って景色を堪能したり、林道を走ったりしてバイクでの走りを楽しみました。
途中で看板を見つけたので、テレビドラマ「Dr.コトー」の診療所と言うところに立ち寄ってみました。普段はあまりドラマは見ないのですが、このドラマは友人に勧められて見たことがあるので、「ほぉ、これがあそこなのか」と。ただ、今診療所の周辺は工事の真っ最中です。診療所だけがぽつんと取り残されていますが、その前には工事事務所のプレハブが建てられて居ますし、すぐ脇はトラックが出入りしています。多分工事関係者には「邪魔な建物」「邪魔な観光客」なんでしょうね。こんな建物がなければ誘導員も不要だし、作業ももっと気軽に出来るのでしょう。でも、これは多分島の重要な観光資源だから壊す訳にも行かないと言うところなのでしょうね。
また、「与那国」「塩」で検索すると出てくる、与那国海塩さんもこの診療所のすぐ近くにありました。どちらかというとここを尋ねることが出来た方が私には嬉しかったりします。
それにしてもバイクに乗っていたせいで、結構日焼けちゃったようです。しっかり日焼け止めを塗ったつもりですがねぇ…
17時頃にレンタカー屋さんにバイクを返し、宿まで送ってもらいました。実は先に久部良の街に来た時、宿泊先はどこかと探していたのですが全然分かりませんでした。ですから送ってもらわなかったらかなり苦労したはず。で、送られたのは、確かに見覚えのある、この前を(飯屋を探して)何度もうろうろした道の一角にありました。名前が出ていないので探しても知らない人には見つからないだろうなぁ。まぁ、私みたいにレンタカー屋さんとかに送ってもらうか、そうでなければ宿の人が迎えに行くので問題はないのでしょうね。
本当はバイクはもう2時間ばかり借りていられたのですが、できるなら西端の岬から沈む夕日を見てみたいじゃない?と言うことで、それを見ていたらバイクを返す時間を超えてしまうので、早めに返してじっくり夕日を見ようと言う事にしたのですが、いざその時間が迫ってきたら急速に天気が怪しくなり始めました。約2kmを歩いて(その最後は結構な上り坂)苦労していっても、夕日は見えず皿に雨にでも降られたらと思ったら「やめ」という判断に落ち着きました。多分それが正解。夕日を見るのはやめて、少し部屋で休んだ後、昼にご飯を食べた居酒屋さんで夕食。これでもか!と言うくらい食べてびっくりするような安さ。本当にこれで良いんですか?って聞いちゃいましたよ。夕食を食べて宿に引き上げて数分後に結構強い雨が来ました。うん、やはり判断は間違っていなかったと思います。
明日は帰る前に海底遺跡見学をする予定で居ます。昨日、予約しておいた店でガイドさんに不幸があったため船は一週間程休むので他で予約してと言う連絡が来たので、石垣から竹富に向かう辺りで、違う店(予約した店が紹介してくれた)に連絡を取り予約をし直していたのですが、その新たに予約をした店から、明日の集合時間について連絡がありました。実は、昨日は決行慌てて連絡をしたため、それら集合時間などを聞いては居たのですが、メモをし忘れていて、「あれ、集合時間は7時40分? 8時40分?」と心配になっていたのでとても助かりました。
酒はもう飲まないと決めたはずなのに、今日も与那国の地酒を飲んでしまいました。 風呂にも入らず大の字になって(いたらしい)熟睡。
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