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2008年12月02日(火) 12万通…

9月23日に埼玉県の越谷市から大阪まで貨物列車で送ったコンテナ1基(郵便物約12万通)が、11月27日まで約2ヶ月もの間JR貨物の梅田駅構内で放置されていたそうです。

日本郵政グループから貨物輸送の会社に委託され梅田駅までを輸送し、梅田駅から客先までは別の輸送会社に委託したそうですが、そのどこもがチェックを怠り、2ヶ月も構内に対流しているコンテナがあるとチェックしてようやく気づいたのだそうです。

先日、京都へ行ったとき、深夜の東名高速を走った訳ですけれど、そのトラックの交通量の多さに「やはり、貨物列車は見直されるべき時期にあるのではないか」と思ったものでした。まぁ、実際にそうなってしまうとトラックの運転手の死活問題ですから、そう簡単に貨物列車の復権が成し遂げられるとは思いませんけれど、同じような時間に大量の荷物を効率的に運ぶ手段としては船や列車は有効だと思います。ただ、今回の件でそれがなし崩しになったとは言いませんが、別会社に委託するなど間に何社も入る場合はこんな事故が簡単に起きるものなのか?と不思議になりました。

郵政グループはまだ民営化してそんなに時間も経っていませんし、そこにいるほとんどの連中は親方日の丸の臭いがまだ強く残っているような連中でしょうから、彼らにまともなチェックを期待するのは間違いだとしておきましょう。ここがまともな会社になるにはあと10年かそれ以上の時間が必要でしょう。しかし、その間に入った2社までが同じようなミスをするというのはまたすごいものですね。こちらも日の丸の息がかかったダメ会社なんでしょうか。

私も物流のコンサルタントをしていた時期がありますから、荷物の受け入れから出荷、配送完了までのチェック行程をどうすべきかは分っているつもりです。そして並の会社ならそんなことは最低限守れるのが「普通」であり「常識」です。それでもその常識は破られるためにあるのが世の常ですが、それでも「コンテナ1つ」はやり過ぎじゃないですかね。「コンテナの中に詰めるべき12万通のうちの幾ばくか」と言うならまだしもね。
私にはどうやったら3つも会社が雁首をそろえてこんな大きなエラーができるのか皆目見当がつきません…いや、結局は「親方日の丸の会社はこんなもんだ」と考えるしかないって事でしょうかね。

私が以前住んでいた地域も郵便のブラックホールと言いたいところで、請求書が請求期限を過ぎて送られてくるとか、郵便物を遺失するとか、「取扱注意」「天地無用」とかかれた荷物を片手でポンポン投げながら運んでくるとか、兎に角何度集配課の課長さんがうちで土下座し、始末書を持ってきたか…それはこの地域だけじゃなく、全国どこでも一律そんな程度だったという証なんでしょうかねぇ…それはすごく怖いことですが考えられる事だけに本当怖いです。


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