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2008年11月07日(金) 風評 / 和解?

事故米と知らずに購入した製造会社が風評被害にあっているそうです。

事故米が混入していたことで工場稼働率は2割程度に落ち込んだのだそうで、取引先の中には「あんたも被害者」と言ってくれるところもあるとのことですが、学校給食の納入について、神奈川県の学校教育課職員は「保護者の心情を考えると簡単に使うことはできない」そうです。

でもね、それは単に「面倒に巻き込まれたくない」だけでしょ。こういう場面でこそ率先して「風評被害だから」「風評に左右されない事こそ教育の基礎」とするべきじゃないのかなと思います。保護者の心配(根拠のない心配)というもの、それこそが風評被害の原因なのですから、それを波風たてないように避けて通ることは逃げ以外の何物でもないでしょう。そんな対策しかできないのが「職員」って…ちょっとねー


和解?

森進一さんが、勝手に歌詞を付け加えたとして、「今後一切歌わせない」と作詞家に断言され、そのまま作詞家が死去された件で、弁護士である作詞家の前妻の長男が代表となり和解したそうです。

あくまでも無責任な野次馬としての話ですが、テレビで弁護士さんは「私は弁護士だから解決するのが得意」といっていましたけれど、何か違和感があります。

だって、別に和解するのに弁護士なんて要らないでしょ。問題は故人が「絶対に歌わせない」といっていた遺志と、「すでにその歌は有名な、国民的な歌」という価値のどちらを優先させるかが問題なのであって、遺族なり故人の生前に「許してやるか」の気持ちがあればそれで終わる話じゃないですか。

実際の焦点は故人の遺志をどれくらい尊重するか。裏返せば、どれくらい金を積めば和解してくれるかという話で、売れない弁護士がこれ幸いとしゃしゃり出てきて、「とにかく世の中金なんじゃあ」と合法的な範囲で強請をしただけの話なんじゃないのでしょうか。

故人の遺志が、それ(金蔓)に群がる遺族の中の亡者に食い荒らされているような気がしてなりません。


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