The Green Hills of Earth
先週、京都へ遊びに行った時のこと。
立ち寄った和菓子屋さんで「どこからきたの?」と聞かれましたので「関東から」と答えたところ、当然のように「何泊しはった?」と聞かれました。そこで「いや、今日来て今日帰るんですよ」と話したらずいぶんと驚いたようでした。 「それはずいぶんと勿体無いような感じですね」と言うので、「一見そうかもしれません。けれど、1人往復で1万円、宿泊費0円だから気軽に来れるんです。これが宿泊代も含めてとかになると、気張らないと来れないじゃないですか。」と説明したら「そういわれたらそうかもしれないねぇ」となんとなく納得したようでした。
確かに安い宿を探せば5千円でお釣りの来る宿もあるでしょうから、そういうところに泊まっても良いのかも知れません。でも、朝高速バスで到着して、そこからバスのフリー切符で目的地に行って、適当に歩いてみて回る…このスタイルだと、今までも書いていますように午後の3時くらいには足も疲れてきますし、正直「もういいわ。疲れたよ」ってな気持ちになります。ここで宿に帰ってのんびりすれば疲れも取れて鋭気も養えるかもしれませんが、安宿だったらそれもどうでしょうね。
それより、「1日しかないから、どこに行くかきっちり計画をしよう」(とは言っても、鉄道ダイヤのように分刻みではなく、今日はどの辺りを回る。どことどこが最優先で、他は「できたら行く」でいいのか、その順位をつける程度です)と思えるのです。今の状況では多くても月に1回しか行けませんから、この時期と言うのは、今を逃したら早くても来年になってしまうのですけれど、まぁ1000年の都ですから、1年やそこらへんでごちゃごちゃ慌てたって仕方ありませんわと思うようにしています。10年くらいかけて「ようやく京都の町が少しは分かるようになったなぁ」と言えれば嬉しいかなと…
そうやって考えると、今の旅行スタイルは自分にあっているように思えます。
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