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2008年06月10日(火) 秋葉原通り魔事件

既に多くのところで取り上げられていますが、東京秋葉原で起きた通り魔事件、なんとも凄惨ですねぇ。

自分が世の中に絶望したとき、他の人を殺そうと思うのはどういう心理なのでしょう。
世の中が悪いから俺がこれだけ苦労していると思うから、その矛先が無差別になるのでしょうか。

その昔、私の知り合い(とも言いたくない)の女性が、子供ができて結婚し、すぐに自分のわがままで離婚。その後は、家ぐるみで都営住宅の入居条件をごまかして、立派な都営住宅に入居し、「あまり収入があると出て行かなければならないから」と言う理由でまともな職にも付かず、結局私のところに金の無心にきて、私は「貸した金は返ってくると思うな」と思いつつ貸したところ、返す期日になって「私は貧乏で苦しんでいるのに、あんたは自動車は持っているし、マンションは買うし、これは絶対不公平だ。ずるい。なんで私ばかりこんな目にあうの」と切れていましたっけ。あんたが貧乏なのは、世間に甘えて、親に甘えて定職にも付かず遊び呆けていたから。私があなたから見てずるいのは、サボることが大好きだけどそれでも仕事をしていたから。いわゆる自業自得って奴なんですが、彼女にしてみれば、自分も頑張っている(つもり)なのに、こんなに不公平なのは許せないと言うことみたいでした。私からしたら、彼女のように世間に甘えて、それで私の収入があるならこれほど喜ばしいことはありませんよ。そんな生き方があるならぜひ紹介して欲しいものです。
兎に角、私の目で見れば、彼女は自分が思うほどには仕事なんてしていません。普段は「子供のそばに居てやりたい」と働かず、かといって家事もせず、ただ遊び歩いているだけ。で、時々日雇いのようなバイトをするだけで「一生懸命やっている」のだそうですよ。
そんな彼女の、そのときの弁を借りれば、多分、世の中はずるい人ばかりで、自分がどんなに頑張っても誰も認めてくれない。だから、世の中の全ての人が憎いのでしょうね。もし、その時彼女が自殺することを考えたとしたら、自分をこんな不幸にした、自分を影であざ笑っている世の中の不特定多数の意地悪な人たちに復讐してやるんだと思うのかもしれません。

どこでどんな風に短絡しているのか分かりませんけれど、自分の不幸は自分が招いているものです。それを「世間が悪いんだ」なんて子供の理論を振りかざす人が最近は増えてきているからこんな事件が続発するのでしょうね。エドはるみさんじゃないけど、「おっぱいほしいのぉ」って聞いてやりたいですね。

それにしても、今回の事件で弁護士は精神鑑定をして無罪にしようとするのでしょうね。果たしてそれは正しいのでしょうか。そしてもし、それが退けられたとしたら死刑になるのは間違いないでしょうけれど、果たしてそれで良いのでしょうか。
罪を憎んで人を憎まずと言うのが、今の刑法だと言いますが、ここまで自己中心的、愉快犯的犯罪に対しては、ハンムラビ法典の再来でいいんじゃないのかなと思わずに入られません。目には目と歯をです。裁判自体は被害者の意見ばかりを尊重してはなりません。冷静な目で犯罪の重さを測り、適切な刑を申し述べる必要があると思います。しかし、今回の事件では同乗の余地もなさそうです。だとしたら、一瞬で死を与えるなんて贅沢をしちゃいけません。それこそ熱湯風呂だとか、つめを一枚一枚剥ぐとか、新薬の人体実験をするとか、兎に角苦しんで苦しんで苦しみぬいてそれでも死ねないようなコースを用意してあげるべきなんじゃないのかなぁと、それがこの人に適切なコースなんじゃないのかと思う訳ですよ。でもね、残念ながらいわゆる「一般の人」はそんな映画は楽しく見ることができたとしても、生身の人にそんなことを施すことを正視できるほど神経が壊れていないんですね。
ですから、残念ながらごく普通の死刑を実施するにとどまるのでしょう。どうか精神異常などで片付けず、自分のやったことの責任を取らせて欲しいものです。


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