The Green Hills of Earth
「国家公務員退職手当の支給の在り方等に関する検討会」というところが、退職後に在職中の不祥事が明らかになった場合の退職金返納について、現在の「禁固刑以上の刑が確定したら」から、「懲戒免職に値する非違行為」に広げるという、中間取りまとめ案を明らかにしたそうです。
2005年に開催された愛知万博の目玉だった、「環境に配慮した〜」の象徴ともいえる、生ごみを使った発電装置は、その後も実用化に向けて実験が続けられていましたが、一般電力の20倍近いコストをどうすることもできず、愛知県は実験の継続を諦めたそうです。 太陽光発電、風力発電なども未来への期待が声高に叫ばれていますが、実際には、天気に左右される太陽発電、風車を立てるために自然破壊が必要で、且つ耐用年数を考えると、存在自体が悪となりかねない風力発電と、その地位は不安定です。 そして万博では、「循環型社会」などと銘打って、この生ごみ発電を目玉に持ってきたわけですけれど、これの実用化が難しいのは、多分誰が見ても分かることなんじゃないかと思えます。それでも、森を伐採し、自然を破壊し、企業のエゴと役人、議員の儲けを確保するためにこの万博は開かれなければならなかった訳で、その名目として、生ごみ発電がでっち上げられたわけですね。 この生ごみ発電実験が今まで続いてきたのも、単に「すぐにやめると、突っ込まれるから」という理由じゃないかと思えます。この3年間でどれだけの進歩があったか教えてほしいものです。 結局、愛知万博とは、トヨタを筆頭とした企業とそれに癒着した土建屋が儲けるための自然破壊行為…開催前からずっと言い続けてきましたが、そういう類の愚行であったといわざるを得ません。 単に「実験は幕を閉じた」で終わらせることなく、そんな簡単に諦められる稚拙なアイデアをなぜごり押しし自然破壊を強行しなければならなかったか」「あの万博のために失われた自然が如何程のものであったか」を注目してほしいものです。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |